来年用のカレンダーの校正紙が送られてきた。
一枚もののカレンダーで、カレンダーの上半分が丹沢山塊の写真となっている。写真のサイズはA3である。
自宅で写真を印刷するときは、たいてい2Lサイズで、ごくたまにA4で印刷する程度だから、A3判の写真というのはやはり大きい。
こういったサイトを開設していると、ごくたまに、写真を貸してほしいという問い合わせが来る。
過去に2~3回問い合わせがあったが、実際に私の写真が使われたのかどうかわからない。
秦野にできるマンションのモデルルームで流れる映像に丹沢の写真を使用するということで、完成したら映像を送るというメールが来たことがあったが、その後、連絡はなかった。最終的に没になったのかもしれないが、不明のままである。
さて、今年の7月、久しぶりにというか珍しくというか、写真画像貸し出しの問い合わせがあった。秦野にある金融機関のカレンダーに使用するというものだった。
具体的にこの写真を・・・というのではなく、カレンダー向きの写真を持っているのではないかということでの問い合わせだった。
しかし、詳しい話をうかがってみると、これは私には難しいと思われた。
カレンダーはB2判の一枚もので、丹沢の山並みの写真を使うということだった。
1ヶ月1枚、1年間で12枚のカレンダーであれば、月ごとにバラエティーのある写真を選ぶことになってチャンスもあると思ったが、一枚もののカレンダーは難しい。紅葉の写真など使えるわけもないし、雪景色の写真もどうだろう? 丹沢山塊の写真だから、富士山の写真ではダメだ。花や滝の写真も当然ダメ。日帰り主体では使える写真はないのでは?
と思ったが、私が選ぶのではなく、サイトにアップされている写真からよさそうな写真を選ぶということなので、私が断る理由もない。
とはいえ、実際にはそうして選んできた複数の作家の写真10点ほどの中から選ばれた写真が採用されるということで、私の写真が採用される可能性は小さいだろうと思っていた。
ところが、どうしたことか私の写真が採用されたということで、この度、校正紙が送られてきたのだった。
今回は本当に私の写真が使われるらしい。
本当に私の写真でいいの?
という思いもあるが、やはり自分の写真がカレンダーに使用されるのはうれしいことである。