ファウンデーション・シリーズ(銀河帝国興亡史)はアイザック・アシモフの代表作である。1940年代に発表され、1950年代に単行本化され、三部作としてまとめられた。
それから約30年経過して、1982年になって続編が発表された。それが「ファウンデーションの彼方へ」である。
私は、1980年代に三部作を読んだものの、4作目以降は読んでいなかった。
そして、最近になってようやく4作目の「ファウンデーションの彼方へ」を読んだのだが、う~む、これはなかなか・・・
三部作は巻を追うごとに「すごい」と思ったものだが、4作目も予想もつかない展開で、期待を裏切らない内容だった。
さらに続編を読んでみたくなったが、ここでちょっと問題が起きた。
ファウンデーション・シリーズはアシモフの別系列の「ロボット・シリーズ」と合わせて一つの未来史として統合されることになり、5作目を読む前に「ロボット・シリーズ」を読んでおいた方がいいらしい。ところが、今や品切れで絶版状態の本もあるようなのだ。
そして、肝心のファウンデーション・シリーズの第5作「ファウンデーションと地球」も同様で書店で見かけることはない。
電子書籍化されれば品切れなどという問題はなくなるのだが。日本ではまだまだ電子書籍が少ないのが残念なところである。