「狂気」コレクターズ・ボックス

ピンク・フロイドのアルバムがリマスターされ、再発売される。 だからといって、そうそう買い替える気にはなれないのだが、これに合わせて、「狂気」「炎」「ザ・ウォール」の3作はデラックス・エディションとコレクターズ・ボックスが発売されることになり、こちらには未発表音源が収録されるから大いに気になるところである。 The Dark Side of the Moon「狂気」のデラックス・エディションは2枚組で、1974年のウェンブリーでのライブが収録される。このライブはBBCで放送されたため、有名な音源でブートレグも多い。BBCで放送されたのはコンサート第2部の「狂気」全曲だが、近年登場したブートレグCDにはアンコールの「エコーズ」も収録されているので、オフィシャル・リリースされるとはいえ、あまり目新しい気はしない。 問題はコレクターズ・ボックスである。 「狂気」のコレクターズ・ボックスはCD3枚+DVD2枚+Blu-ray1枚の6枚組で、ウェンブリーのライブの他、30周年記念盤のSACDに収録された5.1サラウンド・ミックス、1973年のクアド・ミックス(昔あった4チャンネルステレオ)、1972年のアーリー・アルバム・ミックス他多くの未発表音源、1972年のライブ映像と盛り沢山である。 国内盤は16,000円もするのだが、それでもお店によって予約完売となっているからさらに気になる。 ・・・で、迷った結果、輸入盤をポチッとクリックしたのだった。 11月には「炎」のデラックス・エディションとコレクターズ・ボックスが発売されるが、こちらにも1974年のウェンブリーでのライブが収録される。コンサート第1部の3曲である。この3曲についてはブートレグCDには収録されていないので、大いに気になるところである。このライブに関しては、今回のような形ではなく、完全収録のライブ・アルバムとして発売してほしいところである。 ピンク・フロイドは「狂気」の後に楽器を一切使わずにワイングラスや輪ゴムなどの日用品を使って演奏する「Household Objects」の制作を試みたが、その際の音源も今回の「狂気」と「炎」のコレクターズ・ボックスに収録される。 11月に発売される「炎」のコレクターズ・ボックスは5枚組。これも買わなければならないか・・・

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