書策新道に入るとすぐに源次郎沢入口の標識があるが、この上には堰堤があるので、もう少し登って堰堤を越えてから沢に下りる。
遡行開始して間もなく現れる小滝がF1。
次のF2は四段の滝。四段というより、小滝の連続といった感じか?
F3は左から大岩がせり出している。
F4(8m)は二条の滝で、源次郎沢では一番見事な滝。
巻道は左で、大岩の下から登って、大岩の左を回り込んで登ると簡単に巻ける。
この上で二俣になり、右俣にはいるとF5(3段10m)。
下段は問題なく、上段は左から巻けるが、落ち口へのトラバースは外傾していて緊張する。この巻道が怖い場合、二俣に戻って左俣を遡行するという手もある。
F5の上は徐々に水が減り、やがて涸れる。これから先は涸れ棚が続く。
F6は特に問題なし。
F7はプレートがかかっているだけ、すでに崩れてしまったのか、滝の形をなしておらず。
F7の上で二俣になり左へ入る。
F8は4m+4mのチムニーの滝。右から巻ける。
F9はチョックストーンの涸れ棚で巻道は左。
主な滝はこれで終わりだが、この上もまだ涸れ棚が続く。
レポート
- 2008/04/29 源次郎沢
50年前、初めての本格的な登山が、友達に騙された源次郎沢遡行でした。
友達は山岳会所属で岩登りの経験もありましたが私はズブの素人でした。
当時はヘルメットもロープも無くフリークライムでしたね。
棚の画像を見て50年前と沢の様相が随分変わっているのがわかりました。
若かったから登れましたが
今はもう登れない。
掲載の写真は2008年のもので、すでに15年も経過。
現在はさらに変わっているのかもしれないですね。
素人がヘルメットもなしに、源次郎を連れてこられたら、そりゃ、だまされた!ですよね。笑っちゃいました。大変でしたでしょうに・・・。