五色沼入口付近の宿に泊まったのだが、朝、喜多方方面へ向かうバスがあったので、これを利用して、裏磐梯高原ホテルまで行った。裏磐梯登山口はそこから近い。
裏磐梯登山口からスキー場までは道幅の広い道をしばらく歩く。
スキー場のリフトを利用できれば、楽できるところだが、このリフトは動いていないので歩いていくしかない。日当たりの良いところを登るとさすがに暑い。
リフトの上で分岐となり、右に進む。
振り返ると、桧原湖や西吾妻山などが眺められた。


樹林帯に入り、少し行くと、銅沼で荒々しい噴火壁が見える。

八方台からの登山道と合流すると、登山者の姿が多くなる。八方台からのルートは高低差が少なく、他のルートよりも登りやすいので、登山者も多いようである。
登っていくにつれ、高い木が少なくなり、視界が開けてきた。桧原湖の向こうには朝日連峰も見えていた。

開けたところに出て、山頂方面が見えたら、もう少しである。

やがて、山頂に到着。

少し雲が増えてきており、安達太良山は見えていたが、吾妻連峰にはけっこう雲がかかっていた。飯豊連峰も雲の間に少し見えたと思ったら、あっさり雲に隠されてしまった。

山頂にはイブキジャコウソウ、ヒメシャジン、ウスユキソウなどが咲いていた。


山頂でしばらく楽しんだ後、猪苗代登山口へ下山開始。
弘法清水に下ると、冷たい湧き水を飲んで休憩。
このあたりは花も多く、ヒメシャジン、クルマユリ、タカネナデシコなどが咲いていた。



弘法清水から少し下ると、黄金清水でやはり冷たい湧き水を飲んだ。
お花畑の方にちょっと寄ってみたが、同じような花が咲いているようだった。
その後、櫛ヶ峰を見ながら下っていった。


三合目天狗岩から沼ノ平へ下っていくと、しばらくはなだらかな道になり、あたりにはクルマユリやコバギボウシが咲いていた。

山頂方面に開けたところがあったのだが、山頂には雲がかかってしまっていた。

けっこう雲が増えてしまったので、赤埴山には寄らずに下っていった。
スキー場の上に出ると、視界が開けて猪苗代湖を見下ろすことができた。

猪苗代登山口に下山しても、バスに乗るためにはさらに下って、街中に行かなければならない。
それなりに(1時間に1本程度)バスはあると調べていたのだが、目指すバスセンターに着いて時刻表を見たら、タイミング悪く、次のバスまで1時間あった。
近くに食事をできるところでもあればと思ったが、見当たらず、結局、猪苗代駅まで歩いたのだった。
