週間予報はずっと晴れとなっているから、夏山登山には絶好のチャンスと思っていた。猛暑はうれしくないが、晴天続きというのは歓迎すべきことである。これなら確実に夏山を楽しむことができると思っていた。
ところが・・・寒気が流れ込むため、山沿いでは局地的に激しい雷雨の可能性があるという。
山の天気予報を注意して見ていたのだが、ちょっとあやしい・・・
今回は、2泊3日で3つの山を登ろうと計画していた。2日目の山がメインである。しかし、この日は広い範囲で雷雨の可能性があるという。
出発予定の前日、初日の宿をキャンセルした。天気の悪い日に登ってもしかたがない。キャンセル料もかからなかったのだ。
しかし、2日目の宿はキャンセル料がかかってしまう。月曜日の天気もあやしいので悩ましいところだが、とりあえず行ってみることにした。日曜日は午後から出かけていって、山には登らず、近くの宿に泊まるだけとしたのだった。
以前は、夏山といえば北アルプスや南アルプスがメインだったが、ここ数年は東北や上信越方面の山をあちこち登るようになった。標高は低くても高山植物が多い、アルプス以外にもいい山がいっぱいあるので行ってみたいといった理由で、北アルプスよりも優先させてしまったのだが・・・どういうわけか、天気に恵まれなかった。
今年こそ晴れの日に登れると思ったのに、またしてもはずれ!?
雨に降られたり、そうでなくてもガスがかかって何も見えなかったりしたら、今回はレポートなしにしようと思った。
そして、次回からは再びアルプスの小屋泊まり縦走をメインとすることにしよう。
日帰りの山を複数登るよりも、小屋泊まりにして山の上で過ごす方が気持ちが良いし体力的にも楽である。小屋泊まり縦走であれば、朝から歩いて昼過ぎには目的地に到着となるから、午後から大気が不安定になっても影響も少ないだろう。
そんなことを考えながら迎えた当日の朝は晴れていた。これなら大丈夫かもしれない。
六日町駅を6時50分発のバスに乗る。平日ということもあって、乗客は私一人。それでも、前日のうちに登山口にはいった人がけっこういたということで、民宿に泊まって朝から登っているだろうとのことだった。
清水バス停が登山口となっていて、トイレもあった。
マイカーの場合は桜坂の駐車場まで車で入れるが、バス利用の場合は車道を歩かなければならない。ヤマユリの咲く道を登っていく。
大きな駐車場を抜けていくのだが、地図も確認せず林道を歩き続けて、余計なロスをしてしまった。引き返して駐車場を通り抜けていくと、登山道に入る。
井戸尾根はひたすら登りが続く。急坂もあってけっこうきついコースである。
井戸尾根はところどころに標柱があり、最初に気がついたのが三合五勺だった。
五合目はちょっと開けたところで、若い人たちが休憩していた。
暑いので、給水しながらも登っていき、六合目(展望台)でちょっと休憩。割引岳方面が眺められた。

六合目から割引岳方面の眺め
続きを読む →