憑きに見放されたか、夏山に行きそびれている。
それでまた丹沢に行くことにした。
花は前回思いの外楽しめたので、花探しはお休み。
やはり夏の丹沢で楽しむといったら沢に行くしかない。
久しぶりに葛葉川本谷に行った。
昨年は一度も沢に入らずに終わったので、かなり久しぶりの沢である。
体が慣れていないから、無理せずにのんびりと遡行していく。
水量は少なめである。
F1は巻いていくのだから、ここで前のグループを追い抜いてしまえばよかったのかもしれないが、待ってしまった。
写真を撮りながら遡行していったので、F5までは後ろからのんびりと行った。
菩提→葛葉ノ泉→葛葉川本谷→三ノ塔→塔ノ岳→鍋割山→大倉
F5で写真を撮ると、そのまま巻いて、先に行くことにした。
F6でもう一組出会ったが、こちらはF6の上で終わりのようだった。
F7はいつもは右の岩を登るのだが、今回は左から簡単に巻いてしまった。
遡行終了点で、昼食。
このとき、ズボンに小さなヒルがついているのに気がついた。尺取り虫かと思ったが、ヒルだった。しかし、あまりにも小さいのでギョッとすることもない。虫除けスプレーを一吹きしたらあっさりと落ちていった。
これまで葛葉川本谷でヒルにあったことはなかったが、やっぱりいないわけじゃなかったようだ。
尾根への取り付きは明瞭だが、あまりにも多くの人が登るからどんどん土が削られていくようである。
三ノ塔まで登ると、そのまま表尾根を塔ノ岳へ向かった。
花の方はいまいちだったが、すでにウメバチソウの蕾があった。今年はやっぱり花が早いのだろうか。
崩壊地ではビランジが咲いていたが、間近で見られる花は少なかった。
その後、塔ノ岳から鍋割山をまわって、大倉に下山。
やはり、この時期、登山者は少ないか。