カレンダーの印刷見本

カレンダーの印刷見本が送られてきた。 以前、校正原稿の時は丸めて細長いダンボールに入れられてきたので、今回もそうだろうと思っていたら、でっかい荷物として送られてきた。B2判のカレンダーが丸められず、そのままの状態で送られてきたのである。もちろん、折れないように発泡スチロールで挟まれていた。 「何枚かもらえるといいな~」とは思ったが、1枚だけかもしれず、過度の期待は禁物と思っていた。 ところが、なんと25枚も送られてきた。 う~む。 まさかこんなに送られてくるとは思わなかった。 部屋の中に1枚貼り、保存用に1枚取っておくとして、23枚も残ることになる。 どうしよ・・・ もらってくれる人いるかな?

「インシテミル」

インシテミル (文春文庫)アルバイト情報誌に掲載されていた「ある人文学的実験の被験者」の募集。 「時給1120百円」というのを見た誰もが明らかな誤植と思いつつ、応募してみたら、とんでもない実験だった。 「暗鬼館」という閉鎖空間に7日間閉じ込めて、殺人をさせ、犯人捜しをさせるというものである。 一人殺すごとに報酬が2倍になり、正しい犯人を指摘すれば報酬が3倍になる。犯人を間違えれば報酬は減額され、多数決で犯人とされた者は〈監獄〉に送られる。 時給112,000円、期間は7日間で24時間観察されるので、7日間何もなく過ごすだけで18,816,000円もらえる計算になる。 もともと殺人ゲームとわかっていて応募したわけではないし、時給1120百円も絶対に誤植と思っていたのだ。人を殺してまで報酬を増やそうなどと思う人はいない。何もしなくても1800万円ももらえるのだ。危険を冒す必要などまったくない。参加者同士でそういう話がされるのだが・・・ ところが、実際に殺人が起きてしまうので、恐怖のどん底に落とされることになる。 個室に鍵はかからず、しかもドアの開閉や足音も聞こえないつくりになっている。館の中に犯人がいて、それが誰かもわからない。眠っている間に部屋に忍びこまれてもわからない。そんな状況で眠れるわけがない。朝まで一睡もできず、恐怖の夜を過ごすことになる。 ミステリー好きで古今東西のミステリーを読んだ人なら、さらに楽しめるのだが、そんな知識がなくてもまったく問題ない。この夜の恐怖はただごとではない。これはすごい!

大掃除の月

今年はこれまでに60冊以上の本を読んだ。 電子書籍が出ているものは電子書籍で読んだが、電子書籍はまだまだ少ないので、紙の本を買うほうがずっと多い。そんなわけで紙の本がかなり増えた。 ライティングデスクにある書棚以外に書棚がないので、ずっと以前から本を置くスペースはなくなって、箱詰めしたりしていたのだが、今はそこらじゅうに散らかっており、最近読んだ文庫本もあちらこちらの床に積まれている。 読んだ本がすべて良かったわけでもなく、それなりにおもしろかった本でも再読に値する本はさほど多くはない。だったら、不用な本はどこかで引き取ってもらった方がよさそうだ。 電子書籍は少しずつ増えてきているものの、まだまだである。電子書籍がもっと普及してくれれば、置き場所に悩むこともなくなるのだが。 CDも保管スペースがなくなって、空き箱に入れたり、テーブルの上に積まれたりしている。毎年不用になったCDを処分しているが、今年もそろそろ整理することにしよう。