「丹沢登山百年の歩み」

以前、どこかでこの本のことを読んだ気がしたが、現物を見ることもなかったので、すっかり忘れ去っていた。(あらためて調べてみたところ、神奈川県山岳連盟のサイトに記事があったのでここで見たのだろう。) ところが、先日、思わぬところで、この本をいただき、その内容を知ることができた。 写真家の田中茂さんが編集し、自費出版した本である。 昔の写真や資料が多数掲載されていて参考になるが、それとともに現在の荒廃した丹沢の再生への願いがこめられた本である。 古い写真はそもそも多くは残っていないだろうから、他で見たことのある写真も少なくないが、初めて見る写真も多数に登る。 昭和30年の国体登山部門が丹沢山塊で開催されることによって、登山道が整備され山小屋が建てられて、丹沢が広く知らしめられることになったが、その後のオーバーユースによって急速に荒廃していった。 昭和40年代に登山者が捨てていったゴミの山はすさまじかったようで、ゴミの持ち帰りということに関しては、現在はマナーがよくなったと言える。しかし、その後も荒廃の度合いは進んで行く一方であり、本当にこのままでは危ない。すべての登山者が意識をあらためなければ・・・

玄倉林道開通

すでに新しい青崩隧道が完成しているという話は聞いていた。 あとは、いつ登山者を通させてくれるかが問題だった。 10月9日から新青崩隧道が開通して歩行者の通行が可能となった。 10月31日までは引き続き後片付け等の工事を行っているということである。 一般車両は引き続き通行できないことに変わりない。 玄倉林道開通により同角山稜も行きやすくなった。 林道が通行止めの間も、雨山峠越えのルートで何度か歩いていたのだけど。 そして、それ以上によいのが再び檜洞を遡行できるということである。 以前、毎年のように遡行していたが、林道が通行止めになってからは、さすがに日帰りで行くことができず、遠ざかっていた。しかし、来年の夏はまたあのきれいな檜洞を訪れることができるわけで、楽しみである。

シロヤシオ

昨日撮ったシロヤシオの写真。 バックが明るいので、普通に撮ると花の色がかなり暗い。しかし、RAWで撮影しているので、パソコンで現像する際に明るさを調整してやればいい・・・ そんな感じで適当に撮影。 そして、適当に現像してみた。 まだ、花の色が暗いので、もっと明るく仕上げた方がいいだろうか。 レポートに掲載するためにもう少し調整してみよう。 画面いっぱいに花が写っているので、あまり小さく縮小してしまうと、よくわからなくなってしまう。なるべく大きめの写真を掲載したいのだが・・・ (クリックすると、900×600に拡大されます。このくらいの大きさにすると、なかなか・・・という気がする。) こういうのは自分のパソコンの壁紙用のファイルを作成して楽しむのがいいか・・・

フリーパス発売休止

丹沢・大山フリーパスを買おうと思ったら、券売機に表示されなかった。 あれ? と思って、やり直してみたが、やはりダメだった。 丹沢・大山フリーパスの発売をやめてしまったのかと思ったが、駅に備え付けのパンフレットにはちゃんと載っている。 丹沢には行くな、登山は自粛しろということなのか? 小田急のサイトを見たら、計画停電の実施に伴い発売を一時休止しているということであった。 しかし、ここ数日、計画停電は実施されず、ようやく電車も通常ダイヤに近づいてきたし、箱根フリーパスが発売されていることを考えると、ちょっと納得しがたいところもある。

クマさんゾーン

今年は全国各地でクマが出没してニュースになっている。 丹沢でも今年は多いらしい。 一度見てみたいとは思うが、それは襲われないのが大前提。クマさんに出会って、写真だけ撮って、襲われずにさよならできる保証などない。襲われるくらいなら、見たことないほうがいい。 しかし、クマを見ようと丹沢の山に入って、実際に見ている人がいるので驚いた。 野生動物の専門家の先生はすごい。 11月12日には学生たちを伴って、谷太郎川から三峰山へマイナールートを登っていってクマ3頭を見つけている。(うち2頭は小熊) すごい! 7月にはハタチガ沢で母熊と2頭の小熊と会っている。 ↓(この先生はすごいです。)↓ http://members2.jcom.home.ne.jp/fumio.fukuda/ ↓(ブログはこちら)↓ http://tanzawapithecus.blogspot.com/ このあたりはクマさん親子が生息しているらしい。 多くの人が歩く登山道で会う機会は滅多にないかもしれないが、あまり人が歩かないようなところなら会う可能性も十分にありそうである。 三峰山のあたりはいくつもマイナールートがあって、けっこう歩かれているらしいが、マイナールートを歩こうと思うなら、クマさんに会う可能性も十分にあることを意識していくべきだろう。