2日目の朝はテンション上がらなかった。
昨日の受付時にはまだ剱岳に登るつもりだったので、朝食はお弁当にしてもらうことにしたのだが、剱岳に登らないのであれば、早出の必要もないし、お弁当にしなければ良かったと後悔することになった。
それ以外にも前日いくつか失策があった。ザックの中の荷物も一部濡らしてしまっていた。また、手袋は中まで完全に濡れてしまい、乾かすことができなかった。
とにかく荷物をまとめて小屋を出ると、昨日とはうって変わって快晴だった。しかし、雪がついて凍結していた。これではやはり剱岳に登ろうとは思えない。
昨日来た道を引き返して、別山乗越へ向かう。
剣山荘→別山乗越→別山→別山乗越→室堂
積雪は大したことはないが、靴を滑らせないように注意していく。草や岩には氷がついていた。雨氷のような感じだった。
濡れた手袋には指を通すことができなかったが、手袋なしでは寒いので、指先は通さず握ったままの状態で手袋をつけた。
剱御前小舎のある別山乗越まで登ると、剱岳には雲がかかてしまっていた。(待っていれば、雲は取れそうだった。)
別山に向かって登っていくと、剱岳の雲も取れてきた。
稜線はけっこう強い風が吹いていた。まともに歩きづらくなるような風だった。
別山の北峰まで行って、写真を撮ったが、風が吹くと寒かった。写真を撮るには手袋をはずさなければならず、手が冷たくなってしまう。
山頂の神社まで戻ると、風よけにして南側の展望を楽しむ。
富士山も眺められた。
時間には余裕があったが、立山へは向かわず、別山乗越に引き返すことにした。風が強いし、手袋には指を通せないので、あっさり下山することにしたのである。
時間的にはまだまだ早いのだが、別山乗越から雷鳥坂を下る。この時間、下る人よりも登ってくる人の方が圧倒的に多い。
稜線とは違い風もなく、手袋も必要なくなった。
雷鳥沢キャンプ場へ下っていくと、山にはすっかり雲がかかってしまっていた。
キャンプ場から室堂へと登り返していくと登山者よりも観光客が多くなる。
そして、山にかかっていた雲が取れて再び青空が広がっていった。
観光客で賑わう室堂からアルペンルートで扇沢へ向かう。
大観峰からは後立山連峰の眺めが良かったが、ロープウェイに乗るのにしばらく待たなければならなかった。この秋一番の人出だったらしい。
黒部ダムでは展望台からの展望を楽しんだ。
信濃大町から室堂まで往復11,200円。アルペンルートは高かった。北陸新幹線が開業したら富山まわりで行ったほうがいいだろうか。
木の葉さん こんばんは
立山、拝見しました。
剣岳は残念でしたけど、天気が回復して良かったですね。
寒そうですけど(笑)、白い剣岳は素晴らしいです。
私も紅葉時期に行きたいと思いつつ何年も経ってしまいました。
しかし信濃大町から室堂までって、ほんと、高いですよね~
工事の大変さを思えば仕方ないのかも知れませんが・・・
でも往復だと3,000円近く割安になるのですね。
それは嬉しいです。
2日目、予定どおりに晴れたのに剱岳に登れなかったのは残念でした。
高いお金出していったのに・・・
あれだけ高くても観光客が多いのは驚きです。
次に行くときはやっぱり富山経由かな。