10年前には、個人サイトを作ってネットで情報発信している人などごくわずかだった。
しかし、ブログやヤマレコなどの登場により、ネットで情報発信する人が爆発的に増えた。
ネットで手軽に情報収集できるのは便利であるが、弊害も大きくなっているようである。
希少植物に関する情報を安易に公開すれば、盗掘される危険が増大する。
これまで希少植物に関する情報発信については注意してきたつもりだが、他のブログなどで書かれることが多くなってしまったようである。中には、花に興味がないのに希少種だからと書いてしまう人もいるようである。(まったく、余計なことをしてくれるものである。)
ネット情報の氾濫により、もはや危険レベルにあるのではないか? と心配になってしまう。
ビジターセンターの自然情報などを見ると、盗掘の恐れのある花の情報は安易に掲載しないようにしているようである。
やはり個人サイトやブログでも安易に情報を掲載しないよう注意が必要であろう。
私も最近は希少植物の情報はレポートに掲載しない方針にしているが、希少植物と知らずに掲載してしまうこともあったので、もっと注意していくことにしよう。
基本的な考え方
1 盗掘の恐れのある花の情報は掲載しない。(これが一番)
2 写真を掲載する際は、登山ルートなど場所が推測されそうな情報は書かない。
3 写真を掲載しても、花の名前を書かない。(名前を書かなければGoogleで検索されることを防ぐことができる。)
大分昔に、黄花を見たくてヒントを教えて頂きました。
事こまかに、書いてあるページを見るとハラハラします。木の葉さんのようないたわりが大切だと思います。マイナーなルートを自慢げに書かれる方が居ますが、人が歩けば道が出来ます。そこに人が多くなれば山が荒れます。表道のように背丈ほどの溝が出来、土が流されます。
遭難は自己責任ですが、山の荒廃は山の責任・・・・?。山にバンドエイドを貼ると叱られます。『それならお前が貼ってやれよ』と云われ5.6年続けましたが体力が無くなりました。先日、昔に貼ったバンドエイドが剥がれ始めたのを見て、つくずく無力を感じて居ます。
採りとめなく書かせて頂きました。
ネットを通して随分と多くの情報を得られましたが、
最近は、余計なこと書いてくれる人が多くなったようにも思います。
ヤブが少なくなってしまったこともあって、
ところかまわず歩かれてしまっているようで、
山は荒れる一方のようです。