
中野サンプラザ2階席から

中野サンプラザ2階席から

Paul McCartney東京公演

TOKYO DOME CITY HALLで行われたYes来日公演を見に行った。今回のツアーではYes全盛期のアルバム「Fragile」と「Close to the Edge」を完全再現するという内容である。もっとも、この2枚のアルバムを制作したときのメンバーは現在2人しかいない。だから、なぜこのメンバーでこの2枚のアルバムを再現するのか? ちょっと疑問もあるのだが・・・
Yesのライブでは「火の鳥」がオープニングに使われることが多いが、今回はちがった。たしかABWHで来日した際に使われていたのと同じ曲である。
ステージにメンバーが現れると、1曲目は「Close to the Edge」から始まった。
今回のツアーもリード・ヴォーカルはJon Davisonである。Jon Andersonとそっくりの声であまり違和感がないが、それでも・・・やっぱり・・・Yesのリード・ヴォーカルはJon Andersonであってほしい。なんだか、トリビュート・バンドのライブのような気がしてしまう。
今年発表された「Heaven & Earth」から2曲演奏した後、後半は「Fragile」全曲を演奏。Rick Wakemanのソロの曲をGeoff Downesが演奏したり、Bill Brufordの「Five Per Cent for Nothing」をこのメンバーで演奏するというのもなんだかおかしな感じもしなくない。「The Fish (Schindleria Praematurus)」のCris Squireはやっぱりよかったな~
アンコールは「The Yes Album」からお馴染みの2曲で締めくくった。
(Set List)
Close the the Edge
And You and I
Siberian Khatru
Believe Again
The Game
Roundabout
Cans and Brahms
We Have Heaven
South Side of the Sky
Five Per Cent for Nothing
Long Distance Runaround
The Fish (Schindleria Praematurus)
Mood for a Day
Heart of the Sunrise
(Encore)
I've Seen All Good People
Starship Trooper
ピンク・フロイドの20年ぶりの新作がリリースされた。国内盤の発売は1週先に延びたようだが、Blu-ray付きの輸入盤を購入した。
新作とはいうものの、今作に収録されているのは20年前の「The Division Bell」のセッションで生まれた楽曲であり、2008年に亡くなったリチャード・ライトも参加している。歌詞付きの曲は最後の1曲のみで、それ以外の曲はすべてインストゥルメンタルである。
このアルバムの評価はちょっと難しい。
普通なら、これまでのアルバムのように売れるような内容ではないとも思うが、20年ぶりの新作であり、これがラスト・アルバムになる。もう、それだけ売れてしまうようである。
イギリスではAMAZON UKの予約枚数新記録を達成したという。