以前、ソニーから「リブリエ」、松下電器から「シグマブック」といった電子書籍専用端末が発売されたが、いずれも普及せずに終わった。
電子書籍はパソコンで読むしかないのか?
最近流行のミニノートPCなら安くていいかな・・・と思ったが、ミニノートPCの入ったデイパックを背負って通勤ランというのは気が進まない。
結局のところ、携帯電話を使うのが一番ではないか・・・ということになった。
最近の携帯電話はPDFデータを読める(ものが多い)!
それで、microSDカードにPDFファイルをコピーすれば携帯電話で読むことができるだろうと思ったのだ。
で、適当にやってみたが、うまくいかなかった。
やっぱりダメなのか?
と思ったが、取扱説明書を読んで挑戦を繰り返した。
PDFデータを保存するフォルダーはどこでもいいわけではなかった。
PDFデータを保存するフォルダーを調べて、そこにコピーした。
また、パソコンでmicroSDカードにコピーしたファイルはそのままでは認識してくれないので、microSDカードの管理情報を更新した。
そして、ついに携帯電話でパソコンからコピーしたPDFファイルを読めるようになった。\(^o^)/
平井和正さんの小説には電子書籍でしか出版されていないものがけっこうある。「ABDUCTION」シリーズ(全20巻)や「幻魔大戦deep」(全8巻)などのCD-ROM版は複数の電子書籍フォーマットが収録されており、いずれにもPDF形式のファイルが収録されている。
したがって、これらの電子書籍をすべて携帯電話で読むことができることになった。
現在、4GBのmicroSDカードを使用しているが、これなら、現在所有している数十冊分の電子書籍をすべてコピーしても余裕たっぷりである。
これで携帯電話が携帯読書端末となったのである。
パソコンと比べて画面が小さいから、文字も小さくなって、多少読みづらいが、実際に使用してみて、なんとか許容範囲内であり、これは使えるという結論に至った。
それで、毎日の通勤時に携帯電話で本を読むことにした。
紙の本と電子書籍と両方あるなら、携帯電話で電子書籍を読むよりも紙の本のほうが読みやすいのは当然である。しかし、遠くの山に出かけるような場合、荷物は少ない方がいいから、携帯電話で読めるのはやっぱり便利である。