デジタル一眼レフが普及し、銀塩カメラを使用する人が少なくなった。また、フラットベッドスキャナーでもフィルムスキャンできるようになった。
そのため、最近はフィルムスキャナーの新製品が発売されず、現行ではニコンの2機種だけが販売されている状況のようである。
フラットベッドスキャナーはかなり安価になったが、フィルムスキャナーはというと全然安くならず、かなり高い買い物になる。しかし、フィルムの読み取りに関しては、フィルム専用だけあって、フラットベッドスキャナーよりも性能が高いことは確かなようである。
そんなわけで、フィルムスキャナーは、今でも、やはり需要はあるようで、オークションではけっこう高値で落札されていることがわかった。
ニコンの「COOLSCAN V ED」は、すでに生産中止となり、新品の在庫もなくなったようだが、オークションでは5~6万円で落札されているようである。
同じくニコンの「SUPERCOOLSCAN 5000 ED」(「COOLSCAN V ED」の上位機種)は、オークションで10万円という高値で落札されているので驚いた。
というのも、この製品は、最安値のお店では11万円ちょっとという価格で販売されているからである。11万ちょっとで新品が買えるのに、10万円で中古品が取引されているのだ。
中古でもこれだけの高値がつくということなら、新品を買っても、不要になったらオークションに出せば、結果的にはそれほど大きな出費にはならずに済むかもしれない。
なお、パソコンや周辺機器の中古買取をしているパソコンショップにおける買取上限金額は、オークションで取引されている額よりもまったく低いので、売るならオークションがよさそうである。