久しぶりのレース

久しぶりにレースに参加した。 第43回青梅マラソンである。 昨年の青梅マラソンは雪で中止だったので、約2年ぶりのレースとなった。 青梅マラソンでは、一昨年までいつも30km走っていたのだが、今回は10kmに変更。最近はあまり走っていないので、30km走る気にはなれなかったのである。 スタート前はいつもわくわくするが、今回は練習不足だから不安もまじっていた。 最近はジョギング程度の練習しかしていないから、スピードが出ないのではないか? が、スタートすれば、周囲の人たちに引っ張られて、けっこう速いペースで走っていた。(やれば走れるじゃん!) でも、しばらくすると、やっぱり苦しくなってきた。 5kmぐらいのレースだと終盤、息が苦しくなるということはあるが、10km以上のレースだとそこまでペースを上げることがないから、息が苦しくなることなどないと思っていた。 ところが、今回は、そのまさかのパターンで胸が苦しくなってきた。 練習不足とはいえ、これまで長いこと走ってきたので、まだまだ脚力はあるが、スピード練習を最近まったくやっていなかったから、苦しくなってしまったようである。 それで、自然とペースは落ちてしまった。 折り返して坂を上り返していくと5km地点通過。 時計を見ると、21分台後半で、予想していたよりも遅い。この調子だとゴールは43分台である。 しかし、後半はなだらかに下っていくということもあり、ちょっと楽になった。体の方も走っていくうちに、慣れてきたのだろうか。 レースである以上、ニコニコ笑顔で走るなんてことはないわけで、前を走るランナーを少しでも追い抜いていこうと思うから、やっぱりきつい。 しかし、30kmとちがって、10kmというのはあっという間にゴールが近づいてくる。脹ら脛に疲れがたまってくるなんてこともまったくない。 そして、42分台のタイムでゴールした。 全盛時ならフルマラソンで走っていたペースであり、「落ちたものよの?」という思いもあるが、だいたいスタート前に予想していたタイムであり、練習不足でもまだこの程度では走れることがわかりホッとした。 後半の5kmは前半よりも1分以上早い20分台で走れたわけである。 青梅マラソンはクラブの年中行事なので、走る人、応援の人、それなりの人数が集まることになる。 30km走った人が全員帰ってくるまで待っているから、午前中に10km走ったからといって、すぐに帰ったりせず、ゴール後はずっと食事をしたりお酒を飲んだりしていることになる。 30kmのスタートは見にも行かなかったが、そろそろトップが帰ってくるという頃、ゴール付近に見に行くことにした。 初めて見るトップのゴール。さすがに速いな? 最初はポツリポツリと選手がゴールに向かってくるが、時間とともにだんだん選手の数が多くなってくる。 それでも2時間5分以内でゴールする選手はまだまだ少なく、前後の間隔が10m以上開いていることも少なくない。(これが2時間半ぐらいになると、大勢のランナーがぞろぞろと途切れなくゴールしてくるのだ。) 自分も以前はこのあたりを走っていたかと思うと、なんだかけっこうすごかったんじゃないけ? と思った。 久しぶりのレースで、しかも練習不足とあっては、いったいどれだけ走れるか不安もあったが、結果的には、だいたい予想していたタイムで走れたから、楽しい大会だった。 そして、走る仲間が大勢集まる大会は楽しい。単独参加はゴールしたら一人で帰るだけだから、記録オンリーで、今はもう楽しめない。 仲間であちこちの大会に参加していた頃は楽しかったな?。今は青梅マラソンだけというのは寂しいことである。

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