レース終盤で知り合いに会ったりすると、熾烈な争いになる。
知らない人に抜かれてもたいして気にならないが、相手が知っている人間だととたんに競争意識が働くことになる。
仲間だからといって簡単に勝ちを譲るなんてことは断じてない!
今回の青梅マラソンでは、中盤で5人ぐらい女子選手に追い抜かれた。その中には、いい走りをしているな?と思う人もいた。
ところが、20km過ぎにはあっさりと抜き返してしまった。
折り返してからの下りでけっこうがんばっていたようだが、ちょっとがんばりすぎたのだろうか?
もう二度と会うことはないと思って走っていったのだが、あと1kmのところで、私のすぐ後に迫っていることがわかった。
女子選手には「○○番、がんばれ!」というふうに沿道から声援があがるので、振り返るまでもなく、後半で抜き返した女性が追い上げてきたのがわかったのである。
べつに知り合いでも何でもないが、一度抜き返したのにもう一度抜き返されたりしてはいけないと思って、ペースを上げることにした。
相手方にとってはいやらしい走り方かもしれないが、追い立てられるようにして走って、そのまま逃げ切ったのだった。
ついでに書くと、中盤5人ぐらいの女性に抜かれたが、その後5?6人の女性を追い抜いたので、抜かれっぱなしということはなかった。