昨日は青梅マラソンに参加した。
レースはスタートが重要である。
周囲のペースに惑わされて、スタートで飛ばしすぎてしまうというのはよくあることで、以前は私も何度かやってしまったことがあるが、最近はすっかりそういうこともなり、マイペースで走っていけるようになった。
今回もマイペースでスタートしたつもりだったが、1kmごとのポイントで時計をチェックすると、いつものペースよりも遅かった。
そうとわかっても、ペースを上げられない。
しかたないので、そのままのペースで走り、後半調子が上がったらペースを上げることにした。
しかし、折り返してからもペースは上がらなかった。
20km以降は、少しずつ前のランナーを追い抜いていったものの、ペースが上がったわけではなく、前から落ちてくるランナーが増えてきただけのことだった。
結局、最後まで同じようなペースで走ったのだった。
派手なスパートをする余力はなかったが、ラスト1kmでちょっとだけペースを上げることができたから、ほぼ力を出し切るような走り方だったといってよい。
レースにおいては、イーブンペースを心がけて走っているので、ペース配分は正しかったようである。
序盤で、今の力で走りきれるペースを見極めて、とりあえず力を出し切ってゴール。
タイムはパッとしなかったが、悪くても悪いなりの走り方をした。
そんな風に見ることもできる。
・・・とはいうものの、今回のタイムの悪さにガッカリしたことは否めない。
まあ、最近は、かつての走る仲間(ライバル)たちが、走らなくなり、練習会もなくなってしまったのだからしょうがない。一人で続けるのは、けっこうたいへんなことなのだ。
しかし、私自身、最近はすっかりレースよりも山がメインになってしまったのだから、記録を目指すよりも楽しみながら走るスタイルに変えていく頃合いかもしれない。
ちょっと寂しい考え方かもしれないが、山歩きをメインにしつつ、いつまでも全盛時の走り方を維持できるわけもないのである。