束の間の晴れ間

朝のうちだけでも晴れないかと期待したが、日の出前に外を見たら完全にガスの中。
御来光は見られなかった。

5時半から朝食。
そして、6時過ぎに出発の準備をして外に出たら、小雨が降っていた。
最近買ったばかりのレインウェアをさっそく使用することになった。

6時20分、出発。
最低鞍部まで行くと、遠くに晴れ間が見えたが、すぐまたガスがかかってしまった。
杓子岳に登っても何も見えないだろうと思いつつ、それでもとりあえず登っていったら、タイミングよく晴れてきた。

杓子岳から
杓子岳から

レインウェアはもう必要なさそうなので、ここでしまうことにした。
そして、また歩き始めると、白馬岳も見えてきた。

白馬岳と杓子岳
白馬岳と杓子岳

鑓ヶ岳との鞍部へ下っていくと、八ヶ岳や富士山も見えた。

富士山遠望
富士山遠望
夏山風景
夏山風景

しかし、鑓ヶ岳へ登り返していくとまたガスがかかってしまった。
登っていく途中で、ライチョウに会った。

ライチョウ
ライチョウ

鑓ヶ岳の山頂もガスの中で展望なしだったので、さっさと先へ進む。
鑓温泉へ下っていくと、また遠くの山が見えてきた。雲と雲の間に浅間山や富士山なども眺められた。

四阿山と浅間山
四阿山と浅間山

さらに下っていくと、チングルマやハクサンコザクラのいいお花畑があった。花に関しては今回一番よいところだった。

チングルマ
チングルマ
ハクサンコザクラ
ハクサンコザクラ

その後、登山道はクサリ場が続いた。特段難しいところはないが、滑りやすいので注意して行く必要があった。
鑓温泉を過ぎると、登山道は斜面をトラバースしていく。

ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲ
ミヤマクワガタ
ミヤマクワガタ

ひたすらトラバースが続き、ほとんど下っていかない。それどころか、しばらくすると、少し登り返していくことになった。
ようやく下りになっても歩くペースは上がらなかった。木の根が張り出していたり、大きな石がゴロゴロしていて歩きづらかった。
かなりうんざりしたが、やがて歩きやすい道になってくると、ゴールまでもう少しだった。
12時16分、猿倉に下山。着替えて休んでいると、いいタイミングでバスがやって来たのだった。


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