名前のわからない花

本当は図鑑を持って花の名前を調べながら行けばいいのだが、山へ行くのに図鑑を持っていったことなどないし、適当に写真を撮っているだけだから、あとで図鑑を調べても名前がわからない花というのも少なくない。 9月6日に撮った写真にもやはり名前のわからない花があった。 まず1つめ。三国峠から鉄砲木ノ頭へ登っていく途中で見つけた黄色い花だが、名前がわからない。何だろう? 名前のわからない花 2つめも、やはり鉄砲木ノ頭へ登っていく途中で撮った花だが、これは以前にも撮ったことのある花だと思って、適当に撮っていった。以前撮った花というのはクズだったのだが、もちろん、今回の花はそれとは違った。とはいえ、同じマメ科の花で、ナンテンハギ(フタバハギ)あたりかな? とも思うのだが、どうだろう? 名前のわからない花 いずれも適当に撮っているから、全体がわかるような写真はなく、決め手に欠けるような気もするが、もしわかる方がいたら、教えてください。m(__)m

隧道か洞門か?

玄倉林道で現在通行止めとなっている第2隧道は普通「青崩隧道」と呼ばれている。 ところが、インターネットで調べたりすると、ときどき「青崩洞門」と書かれていて、「それは違うんでないの?」と思うことがある。 隧道とはトンネルのことだが、洞門と隧道は同じではないだろう? 丹沢のあちこちに隧道や洞門があるが、この2つははっきりと使い分けられているはずである。 すなわち、洞門という用語が使われているのは、落石から道路を守るために道路の上に屋根を作られた、片側が開いたトンネルのようなところである。 隧道と洞門が混同されている理由はわかっている。 青崩隧道の前後には洞門があり、玄倉川の洞門の入口にはしっかりと「青崩洞門」と記されているからである。 これを見たら、あのトンネルが「青崩洞門」だと勘違いしても不思議はない。 しかし、あくまでも「青崩洞門」はトンネルの手前まででなければならないはずだ。 なお、青崩隧道の手前、道路脇には「青崩隧道」と書かれた標柱も立っている。

隠れている子ジカ

6月7日に出会った子ジカの写真はホームページで公開していたが、その前の5月25日に見た子ジカの写真を公開していなかったので、ここで公開。 登山道から少し離れたところで、うずくまっていた子ジカである。 子ジカは母ジカが採食中は草むらなどにじっと隠れているらしい。 この日見た子ジカもじっとうずくまって動かなかった。 うずくまる子ジカ 近寄っても、うずくまったまま全然動かないからといって、死んでいるわけではない。 母ジカが近くにいないからといって、母ジカに捨てられたわけでもない。 子ジカは普段こんな風に生きているということだろう。 こういう子ジカに出会っても、そっと見守るだけにしよう。

「かながわの山に咲く花」

「かながわの山に咲く花」という本が発売になった。 編著:神奈川県自然公園指導員連絡会 協力:神奈川県自然環境保全センター 発行:銀の鈴社 丹沢自然保護協会の「丹沢に咲く花」と同様に、丹沢で見つけた花を調べるのによさそうである。 この図鑑で使われている写真はコンパクトデジカメで撮影されたものらしいが、写真そのものは必ずしもきれいで見やすいものとは限らず、解像度が低かったり、花にピントが合っていなかったり、ぶれていたり、JPEG特有のブロックノイズが見られるものもあるようだ。 とはいえ、希少植物もかなりあり、これだけの花をよく撮れたものである。 なお、タイトルが示すようにこの図鑑の対象地域は丹沢のみならず箱根や陣馬なども含まれているので、丹沢では見られない花もけっこう掲載されている。 詳細は銀の鈴社のサイトへ http://ginsuzu.shop-pro.jp/?pid=14413647

石小屋沢ノ頭はどこに?

同角山稜は主脈の展望がよかったりして好きなルートである。 ユーシンまでのアプローチが長いことから、歩く人も少なく静かなルートだ。 が、青崩隧道が通行止めになって、なかなか行きづらいのが残念なところである。 同角ノ頭と大石山の中間にある石小屋沢ノ頭は標識もなく、気づかず通り過ぎてしまうようなところだが・・・ 「石小屋沢ノ頭の位置が違っている」という指摘を受けて驚いた。 新しい地図と古い地図とで位置が変わっているというのだ。 で、いろいろ調べてみると・・・ 手元にある1997年版の山と高原地図ではP1353mとなっているが、最新の2009年版を本屋で立ち読みしてみれば、なんとP1254mを指しているではないか! もう一つ手元にある2004年版では、そのふたつの間のピークを指していた。 同じ山と高原地図でこれだけころころ変わるとは、一体何なんだろう!? 他のガイドブックなどを見ると、だいたいP1353mとなっているようで、これが主流のように思える。 しかし、石小屋沢を詰めていった源頭にあたるピーク・・・と考えると、2004年版が一番正しいようにも見える。 いくらなんでも、2009年版は違うだろ?って気がする。 いったい、どれが正解なのでしょう?