初冠雪の富士山

今回の3連休は中日が雨となったが、連休最後は快晴でまさに登山日和となった。初冠雪した富士山がきれいに見えた。 丹沢は1ヶ月ぶりとなったが、センブリやリンドウを見ようと表尾根を歩くことにしたのだが、富士山の眺めもよくて楽しめた。
表尾根と初冠雪の富士山

表尾根と初冠雪の富士山

キク科の花はむずかしい

今日は檜洞丸に登った。 用木沢沿いのルートでは1箇所木橋が流されていたので、靴を脱いで沢を渡らなければならなかったが、大した水量ではなかった。 さて、今の時期、キク科の花が多いが、いまいち判別がむずかしくて悩むことが多い。そんな場合、たいていレポートには写真を掲載せず、なかったことにしてしまうのだが、いつまでたってもわからないのでは困る。 リュウノウギクだったらすぐわかるし、タテヤマギクは花弁がまばらだし葉の形もちがうから識別は容易である。 やっかいなのがノコンギクとその仲間である。シロヨメナは花が小さいからいいか。今までどうもわからなかったのがハコネギクである。どうやって識別するのか知らず、これまで花を見ても認識できないでいた。 ネットで調べてみると、ノコンギクは茎の先端に多数の頭花をつけるが、ハコネギクは1個しかつけないとあった。

キク科の花はむずかしい

それじゃ、写真の花はハコネギクなのか? と思ったが、やっぱり違うか・・・ ハコネギクの総苞片は粘るというので、触ってみたが、わからなかった。(粘る感じはなかった。) わかる方いらっしゃったら教えてくださいませ。

キアゲハ

高指山に着いたとき、ちょうどキアゲハが飛んできてアザミの花にとまった。 ラッキー! 珍しい蝶ではないし、山に登らなくても見られる蝶ではあるが、目の前の花にとまって、写真を撮らせてもらえると、なんだか得した気分。
キアゲハ

キアゲハ

なお、今回からレポート本編はブログで書かないことにしたので、メインサイトのほうを見てください。

植生保護柵

丹沢のあちこちで見られるシカよけの柵。 せっかく自然の中に行って、人工物を見るのは楽しいことではない。 しかし、シカの食害は深刻で、最近は南アルプスでも柵が設置されていたりする。 丹沢に行き始めた頃は今と比べてヤブが多かった。 以前はヤブが多かったと思っていた場所が、いつのまにかすっきりとしてしまっていたりする。すっきりしたと言えば聞こえはいいが、実際にはそんなお気楽な問題ではないようである。急速にヤブが衰退してしまったようである。 柵の中はすごいヤブなのに、外側にはヤブがまったく少ないのを見れば、シカの食害の凄さがよくわかる。 こうした柵の内側で希少植物が見つかっているという話も聞く。確かに、あれだけヤブがあるのだから、珍しい花が咲いていても不思議でない。けっこうシカに食べられてしまう花もあると聞くが、柵の中で復活していたりするのだろう。 そう思うと、シカよけの柵もなんだかありがたく思えてくる。 ヤブがなくなって、登山道があろうがなかろうが、どこでもかまわず歩くたちがいるといったことも聞く。以前のヤブが多かったときには歩く人などなかっただろうに・・・ ヤブが戻れば、そういう人も少なくなるだろうか。 とにもかくにもシカ柵は今後さらに増えていくのだろうが、はたして本来の姿に戻すことができるのだろうか。

西丹沢登山詳細図

西丹沢登山詳細図ー檜洞丸・大室山・畦ケ丸・大野山 全120コースー東丹沢登山詳細図に続いて西丹沢登山詳細図が発売になったので、どんなものか買ってみた。 「やっぱり」というか、随分とマイナーなルートまで記載されていた。意外にも東沢径路は記載されていなかったが、随分と変なルートまで記載されていて驚かされる。青崩隧道の工事で通行止めになっていた際に一旦河原に下りて登り返すルートなど今となっては意味がないだろう。 こういう地図が出ることによって、マイナーなルートを歩く人が増えるのがいいこととは思えないのだが・・・ ところで、玄倉林道はユーシン付近ヒル注意と書かれていた。ユーシンまでヒルが・・・というのはショックである。