イエスのニュー・アルバムがまもなくリリースされる。ヨーロッパやアメリカに先駆けて、6月22日に日本で発売となる。2001年の「Magnification」以来となるので、実に10年ぶりの新作である。
一時、活動休止していたりもしたが、メンバーの方はまた大きく変わってしまった。
2008年のバンド結成40周年のツアーの時点で、すでにRick Wakemanに変わって息子のOliver Wakemanが参加、Jon Andersonも病欠のため代役としてBenoit Davidが参加した。Jon Andersonが回復後もYes復帰とならず、Benoit Davidが正式メンバーとなって次作のレコーディングを行うことがアナウンスされた。
そして、今年の春にニュー・アルバム「Fly from Here」の発売予定が発表されたときにはキーボードがOliver WakemanからGeoff Downesに変わっていたので、またまた驚きである。AsiaのGeoff Downesは1980年の「Drama」のときのメンバーだったので、30年ぶりにYesに復帰したことになるが、Geoff Downesが参加したのは「Drama」のみなので、あまり「復帰」というイメージではない。
Jon Anderson不在で行われたツアーでは、「Drama」収録の曲も演奏したりしていて、それはそれで聴いてみたいとは思うものの、Yesの顔ともいうべきJon Andersonが参加していないのは寂しい気がする。
7月から北アメリカ、11月からはヨーロッパでのツアーが予定されているが、日本にも来てくれないものだろうか。