Sony Readerがファームウェアのアップデートによりドットブック(.book)形式に対応となった。
電子書籍には複数のフォーマットが存在する。
せっかく読みたい本が電子書籍化されても、それが自分の電子書籍リーダーに対応していなければ意味がない。
だから、電子書籍リーダーはなるべく多くのフォーマットに対応していてほしいところである。
もっともフォーマットが複数あるといっても、むやみやたらと多くのフォーマットが乱立しているわけではないので、さほど難しい問題でもないだろうとは思っていた。
今のところ、PDF、XMDF、.bookに対応していれば困ることはない。
講談社で今年の春からXMDF形式の販売を終了して、.book形式のみの販売となっていたが、Sony Readerが.book形式に対応したので、講談社の電子書籍も読めるようになった。
個人的には、以前CD-ROM版を購入した「地球樹の女神」などの本が読みやすくなった。
「地球樹の女神」の場合、CD-ROMには、PDFと.bookの2種類のファイルが収録されていて、どちらでも読むことができた。
Sony ReaderではPDFを読むことはできたが、画面が小さいため文字も小さくなって読みづらかった。しかし、.book形式に対応したおかげで、読みやすい字の大きさにして読むことができるようになった。
ファームウェアのアップデートによって機能向上が図られることがわかったことにも安堵した。いくら新しいフォーマットに対応するといっても、新製品に買い替えなければならないとしたら腹立たしいことである。ファームウェアのアップデートなら無料だし、インターネットに接続するだけだから、簡単に済んでしまうからありがたい。