最近のデジタルカメラでは、パソコンでレンズ収差補正を行うことができて、周辺光量、歪曲、色収差など自動で補正できるようになってきた。
Canonの場合、Digital Photo Professionalを使用することによりレンズ収差補正ができた。
ただ、DPPも完全ではなく、Canonのデジタル一眼レフでも古い機種は対応していなかった。
今月バージョンアップしたPhotoshop CS5では、同様の機能が登載され、しかもCanonだけでなく、シグマのレンズにも対応するというものだった。
これまではDPPで現像した後、Photoshopに転送してさらにカラー補正を行っていたが、DPPを使わずにPhotoshop一つで作業できるようになるし、シグマのレンズにも対応ということで、発売されるやすぐさま購入して、バージョンアップした。
しかし、Photoshopの自動レンズ補正に関しては、期待したほどではなかったようだ。
「EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM」の広角17mmで撮影した写真で、レンズ収差補正を行ったら、まったく逆効果になって、使えなかった。
使用状況によって結果は変わるのかもしれないが、期待が大きかっただけに、がっかりしてしまった。
今後、レンズプロファイルが更新されて、改良される可能性はあるが、今のところはまだまだという気がする。
ところで、Photoshop CS5をインストールして困ったことが発生した。
Photoshop CS5をインストールしても、以前のバージョンは自動的には削除されないので、コントロールパネルから古いバージョンをアンインストールしようと思ったら、アンインストールに失敗してしまった。
理由はわからないが、Photoshop CS3のアンインストールは何度試みても、失敗に終わった。
だったら、再インストールしてから削除しようかと思ったのだが、再インストールも失敗に終わった。
OS、使用している他のソフトの影響なども考えられるが、原因はわからない。とにかく、削除したいが削除できずに残ったままである。
けっこう容量の大きなソフトだから、削除してしまいたいのだが、Photoshop CS3関連のフォルダーを削除、レジストリエディターでPhotoshop CS3関連のレジストリを削除といった非常手段をとるしかないのか?