「Greatest Hits」「Best of ?」「Very Best of ?」などといったタイトルでリリースされるベスト・アルバムは初めて聴くにはヒット曲満載でお手軽に楽しめて良いが、お気に入りのアーティストの場合、単なるヒット曲の寄せ集めとしか思えず、あまりうれしくなかったりする。
ベスト・アルバムの中にも1曲ぐらいオリジナル・アルバム未収録の曲が入っていたりすると、無視できなくなるからやっかいである。その1曲だけのたのめに買わなければならなくなったりするからである。こういうアルバムが一度ならず、二度、三度と出たりすると、怒りをすら覚えることもある。
ABBAの「Greatest Hits」に収録されている曲はすべて他のCDに収録されているから、あえて買う必要はなかったのだが、2006年にリリースされた30周年記念盤(EU盤、日本未発売)は、紙ジャケットで、しかもオリジナルの北欧向けレコードのジャケットデザインだったため買ってしまったのだった。