TOTO in Concert

TOTOの来日公演を見に行ってきた。 当初、5月に予定されていたが、震災の影響で延期されていたものである。 今回のヴォーカルはジョセフ・ウィリアムスということもあって、「Fahrenheit」と「The Seventh One」収録の曲が多かった。「99」を聴きたかったな~ (set list) Child's Anthem Till the End Afraid of Love Lovers in the Night Somewhere Tonight Pamela Lea Gift of Faith Keyboard Extravaganza Africa Human Nature Rosanna Georgy Porgy Stop Loving You Home of the Brave (encore) Hold the Line

「儚い羊たちの祝宴」

儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)上流階級のお嬢様が集う読書会「バベルの会」にかかわる5つの事件だが、基本的に独立したストーリーである。 いかにも上流階級のお嬢様然とした文章で綴られているが、非情で残酷な登場人物たち。 文庫の帯に「ラストの1行で世界が反転」と書かれているので、最後にどんでん返しがあるものと思っていたが、どんでん返しとはちょっと違うようだ。「世界が反転」という表現はちょっと違うような気がする。しかし、いずれも衝撃的なラストが待っている。 特に「玉野五十鈴の誉れ」のラスト1行は秀逸である。 「うまいな~~~!」 「こういうオチか~~~!?」 思わずネタバレしたくなってしまうラストである。

「狂気」コレクターズ・ボックス

ピンク・フロイドのアルバムがリマスターされ、再発売される。 だからといって、そうそう買い替える気にはなれないのだが、これに合わせて、「狂気」「炎」「ザ・ウォール」の3作はデラックス・エディションとコレクターズ・ボックスが発売されることになり、こちらには未発表音源が収録されるから大いに気になるところである。 The Dark Side of the Moon「狂気」のデラックス・エディションは2枚組で、1974年のウェンブリーでのライブが収録される。このライブはBBCで放送されたため、有名な音源でブートレグも多い。BBCで放送されたのはコンサート第2部の「狂気」全曲だが、近年登場したブートレグCDにはアンコールの「エコーズ」も収録されているので、オフィシャル・リリースされるとはいえ、あまり目新しい気はしない。 問題はコレクターズ・ボックスである。 「狂気」のコレクターズ・ボックスはCD3枚+DVD2枚+Blu-ray1枚の6枚組で、ウェンブリーのライブの他、30周年記念盤のSACDに収録された5.1サラウンド・ミックス、1973年のクアド・ミックス(昔あった4チャンネルステレオ)、1972年のアーリー・アルバム・ミックス他多くの未発表音源、1972年のライブ映像と盛り沢山である。 国内盤は16,000円もするのだが、それでもお店によって予約完売となっているからさらに気になる。 ・・・で、迷った結果、輸入盤をポチッとクリックしたのだった。 11月には「炎」のデラックス・エディションとコレクターズ・ボックスが発売されるが、こちらにも1974年のウェンブリーでのライブが収録される。コンサート第1部の3曲である。この3曲についてはブートレグCDには収録されていないので、大いに気になるところである。このライブに関しては、今回のような形ではなく、完全収録のライブ・アルバムとして発売してほしいところである。 ピンク・フロイドは「狂気」の後に楽器を一切使わずにワイングラスや輪ゴムなどの日用品を使って演奏する「Household Objects」の制作を試みたが、その際の音源も今回の「狂気」と「炎」のコレクターズ・ボックスに収録される。 11月に発売される「炎」のコレクターズ・ボックスは5枚組。これも買わなければならないか・・・

来年のカレンダー

来年用のカレンダーの校正紙が送られてきた。 一枚もののカレンダーで、カレンダーの上半分が丹沢山塊の写真となっている。写真のサイズはA3である。 自宅で写真を印刷するときは、たいてい2Lサイズで、ごくたまにA4で印刷する程度だから、A3判の写真というのはやはり大きい。 こういったサイトを開設していると、ごくたまに、写真を貸してほしいという問い合わせが来る。 過去に2~3回問い合わせがあったが、実際に私の写真が使われたのかどうかわからない。 秦野にできるマンションのモデルルームで流れる映像に丹沢の写真を使用するということで、完成したら映像を送るというメールが来たことがあったが、その後、連絡はなかった。最終的に没になったのかもしれないが、不明のままである。 さて、今年の7月、久しぶりにというか珍しくというか、写真画像貸し出しの問い合わせがあった。秦野にある金融機関のカレンダーに使用するというものだった。 具体的にこの写真を・・・というのではなく、カレンダー向きの写真を持っているのではないかということでの問い合わせだった。 しかし、詳しい話をうかがってみると、これは私には難しいと思われた。 カレンダーはB2判の一枚もので、丹沢の山並みの写真を使うということだった。 1ヶ月1枚、1年間で12枚のカレンダーであれば、月ごとにバラエティーのある写真を選ぶことになってチャンスもあると思ったが、一枚もののカレンダーは難しい。紅葉の写真など使えるわけもないし、雪景色の写真もどうだろう? 丹沢山塊の写真だから、富士山の写真ではダメだ。花や滝の写真も当然ダメ。日帰り主体では使える写真はないのでは? と思ったが、私が選ぶのではなく、サイトにアップされている写真からよさそうな写真を選ぶということなので、私が断る理由もない。 とはいえ、実際にはそうして選んできた複数の作家の写真10点ほどの中から選ばれた写真が採用されるということで、私の写真が採用される可能性は小さいだろうと思っていた。 ところが、どうしたことか私の写真が採用されたということで、この度、校正紙が送られてきたのだった。 今回は本当に私の写真が使われるらしい。 本当に私の写真でいいの? という思いもあるが、やはり自分の写真がカレンダーに使用されるのはうれしいことである。

「ファウンデーションの彼方へ」

ファウンデーションの彼方へ〈上〉―銀河帝国興亡史〈4〉 (ハヤカワ文庫SF)ファウンデーション・シリーズ(銀河帝国興亡史)はアイザック・アシモフの代表作である。1940年代に発表され、1950年代に単行本化され、三部作としてまとめられた。 それから約30年経過して、1982年になって続編が発表された。それが「ファウンデーションの彼方へ」である。 私は、1980年代に三部作を読んだものの、4作目以降は読んでいなかった。 そして、最近になってようやく4作目の「ファウンデーションの彼方へ」を読んだのだが、う~む、これはなかなか・・・ 三部作は巻を追うごとに「すごい」と思ったものだが、4作目も予想もつかない展開で、期待を裏切らない内容だった。 さらに続編を読んでみたくなったが、ここでちょっと問題が起きた。 ファウンデーション・シリーズはアシモフの別系列の「ロボット・シリーズ」と合わせて一つの未来史として統合されることになり、5作目を読む前に「ロボット・シリーズ」を読んでおいた方がいいらしい。ところが、今や品切れで絶版状態の本もあるようなのだ。 そして、肝心のファウンデーション・シリーズの第5作「ファウンデーションと地球」も同様で書店で見かけることはない。 電子書籍化されれば品切れなどという問題はなくなるのだが。日本ではまだまだ電子書籍が少ないのが残念なところである。