予想がはずれた新製品

この春登場するのは「EOS 60D」だと思っていたら、「EOS Kiss X4」だった。 「EOS Kiss X3」は、入門タイプのデジタル一眼レフとして完成度が高かったし、モデルチェンジはまだだろうと思っていたのだが、予想ははずれた。 常用感度がISO6400となり、動画機能も向上、ライブビュー撮影への切替もボタン一つと確実に進化しているのはよいことである。 「EOS 7D」に登載された電子水準器がよいのだが、これは登載されなかったようである。 しかし、一番気になるのは高画素化が進んで約1800万画素となったことである。 APS-Cサイズなら1200万画素ぐらいがいいのではないのか? 1800万画素となると、それに見合った高性能のレンズが必要となるのではないのか? どうも必要以上な高画素化と思えてならない。 とはいえ、コンパクトなボディでありながら高性能なカメラというのは山で持ち歩くにはいいよな~ と思うのだった。

青ヶ岳山荘のこと

2月6日に檜洞丸に登った際、青ヶ岳山荘に寄っていこうと思ったのだが、小屋番さんがいないのではしょうがない。寄らずに帰ってきた。 この日は、積雪のためかまだ登ってきていなかったようである。 青ヶ岳山荘に関しては、昨年11月、突然の体制変更のお知らせに驚いた。 ホームページも閉鎖してしまうというのはただごとでない。 ブログの更新も停止・・・ 部外者が余計なことを詮索したり、邪推するものではなく、ただ見守るほかなかった。 青ヶ岳山荘のブログは更新を停止したが、別のブログでは、その後も青ヶ岳山荘の情報を発信していたから、常に更新をチェックしていた。 素泊まりの小屋となったが、売店にはラーメンとカレーライスを設定しているのがありがたい。とはいえ、品がなくなればお品書きの札がひっくり返るという仕組みなので、必ず食事できるというわけでもないから注意が必要である。 「これからは保存食で対応ということで内容はお粗末になるが、山に来る目的が何かという本来の登山に立ち返って、山そのものを感じてもらいたい。」と書かれているのを見て、感銘を受けた。 ブログの記事を読んでいく限り、今のところ、この小屋に関して悲観することは何もない。常連さんたちはやっぱりこれから先もこの山小屋にやってくるだろうと思った。 新しいホームページも作成しているようなので、完成が待ち遠しい。 きっと従来のホームページにも増して中味のあるホームページになることだろう。 完成したらさっそくリンクを張ろうと思ったのだが、いつになるかわからないので、とりあえず今あるブログを紹介しておくことにした。 もちろん、常連さんには先刻ご承知のブログである。秘密のブログでもないし、常連さんに対象を限定したブログでもない。 常連さんでなくても知っている人は多いだろうが、知らない人も少なくないだろうと思って、ここに書くことにした。 そのブログとは「花き温室」である。

風邪の初期症状だけで治ったか?

1月30日(土) 朝、起きたら、喉の調子が変。風邪の初期症状だった。 しまった!(>_<) と思ったが、ランニングしてちょっといい汗をかき、翌日は山を歩いた。 風邪の症状は進まず、なんとかとば口のところで留まっているようだった。 ところが、2月5日(金)になると、いきなり喉の調子が悪くなって風邪声になってしまった。 いよいよ本格的な風邪の症状に進むかと思いきや・・・ 昨日はまた元に戻って、強風に苦しめられながらも山歩き。 そして、今日もなんともなかった。 珍しく風邪の初期症状だけで治ったかな?

次世代オーディオ

次世代DVDの規格をめぐってブルーレイとHD DVDが争って、2008年、ブルーレイが勝ち残ったものの、普及の度合いはまだまだのようである。 しかし、それ以上に普及していないのが次世代CDである。 SACD(スーパー・オーディオCD)とDVD-Audioという2つの規格があるが、どちらもほとんど普及していない。 最近は、CDよりも音の悪いインターネットでの音楽配信が増えてCDの販売数が減っているくらいだから、そもそも次世代CDなどいらないという人が多いのだろう。 しかし、SACDやDVD-Audioは単にCDより高音質というだけでなく、5.1chのサラウンドに対応しているので、もっと普及してほしいところである。 もっとも、パソコンでも再生できるCDやDVDとちがって、SACDやDVD-Audioはパソコンでは再生できないし、本格的なAVアンプも必要になってくるから、現状ではなかなか普及は期待できないようである。 SACDとDVD-Audioの両方に対応したユニバーサルプレーヤーというのも安く売られているので、一度は買おうと思ったのだが、よくよく調べてみると、私が今使っているアンプでは5.1chの再生はできないことがわかった。 私のアンプはDVDビデオのDolby DigitalやDTSの5.1chには対応しているのだが、SACDやDVD-Audioの5.1chには対応していないのである。 SACDやDVD-Audioを5.1chで再生するためには、マルチチャンネルのアナログ入力端子が必要なため、本格的なAVアンプを買わなければならないとわかって、ユニバーサルプレーヤー購入は断念したのだった。 In the Court of the Crimson Kingさて、昨年、結成40周年を記念して再発された「クリムゾン・キングの宮殿」はCD+DVD-Audioで、DVD-Audioでは5.1chのサラウンド・ミックスが収録されていた。 この5.1chのサラウンド・ミックスを聴いてみたいのだが、現状では再生できる環境がないので、購入も思いとどまっている状態である。(DVD-Audio非対応の普通のDVDプレーヤーでも5.1chで再生可能だが、あくまでもDVDビデオの音声として再生できるといったもので、高音質のDVD-Audioには劣るものである。) キング・クリムゾンのファースト・アルバム「クリムゾン・キングの宮殿」は、ロックの歴史を語る際、必ず出てくるアルバムで、聴いたことはなくてもジャケットだけは見たことがあるという人も少なくないだろう。 ビートルズの「アビー・ロード」を全英チャート1位から引きずり下ろしたアルバムとして紹介をされることが多かったが、実際に1位にはなっていないらしい。しかし、本当に1位になっていて不思議のないアルバムである。 40年たった今聴いてもすごいアルバムで、当時は本当に斬新であったのではないかと思う。(といっても、当時の音楽はビートルズなどいくつかのバンドしか知らないから、実際どんなだったのかは知らないのだが。) このアルバムは美と狂気が入り交じり、叙情味があって荘厳な音楽なのだが、1曲目の「21世紀の精神異常者」から驚かされる。極端に歪んだヴォーカルが普通ではないし、最後のドラミングなどはデタラメに叩いているとしか思えなかったりする。とはいっても、曲そのものがめちゃめちゃなわけではない。(ちなみに邦題は最近「21世紀のスキッツォイド・マン」というわけのわからない題に改題されている。) 一転して2曲目の「風に語りて」は穏やかなサウンドになり、なんとも激しい落差に驚かされる。グレッグ・レイクのヴォーカルも良いし、フルートが耳に心地よい。 そして、3曲目の荘厳な「エピタフ」に圧倒される・・・ クラシックやジャズの要素を取り入れた深遠なロック。 40年たった今でもこのアルバムの凄さは変わらず、これから先も新たなファンを獲得していくことだろう。