伊吹山

白山へ登るべく金沢へ向かった。 白山登山バスはこの時期一日3本出ているが、いずれも朝であり、金沢で一泊するほかない。 それでは、近くに他に山はないかと思ったら、いい山があった。 伊吹山は山頂近くまでドライブウェイが通っており、簡単に山頂に登れる山である。それでいて、特殊な立地条件から伊吹山にのみ自生する特産種などあり、お花畑を訪れる価値がある。 途中下車する関ヶ原では自動改札を通らないようにと言われていたのに、つい習慣で自動改札を通ってしまったが、切符は回収されることなく手元に戻ってきたので、普通に改札を通ることができた。 11時5分発のバスに乗ったが、乗客少なくガラガラだった。 しかし、標高1260mのスカイテラス駐車場は多くの観光客で賑わっていた。 ポツポツと雨が降ってきたので、雨具を着たが、すぐにやんで、その後もなんとかもっていた。 入山協力金300円を払って出発。多くの高山植物が見られる山だが、観光客もかなりのものである。しっかり協力金を徴収して自然を守っていってほしいものである。 駐車場から西登山道コースを登っていた。登山道というよりは、よく整備された遊歩道である。
クガイソウ

クガイソウ

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晴れるか? 乗鞍岳

朝、3時50分、山頂で御来光を見るべく準備をして外に出てみたが、ガスがかかっていて御来光が見えるとも思えない。 御来光そのものは山頂に登らなくても見えるはずだから、ガスが晴れることを期待しつつ、部屋に戻って寝ていた。 しかし、一向に晴れる様子はなく、7時の朝食までずっと小屋の中にいた。 山頂に登った人もいたが、一瞬晴れて雲海が見えたといった程度だったらしい。 そして、小屋を出発。少し明るくなってきていたし、とりあえずまた山頂に登ることにした。 途中まで登ったところで、いきなり晴れて、槍・穂高連峰が見えた!
槍・穂高連峰

いきなり晴れて、槍・穂高連峰が見えた。

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最後の3000m峰

日本に21ある3000m峰のうち19を登った時点で、残った2峰はいずれも容易に登れる山だったが、21すべてを登るのは当分先のことになると思われた。このうち立山は剱岳を登る際にいっしょに登るつもりだったし、実際、昨年の秋に登ったわけだが、残る一つはまったく予定がなかった。 乗鞍岳は、標高2700mまでバスで登れるので、最も容易に登れる3000m峰である。 一般に日帰りの山というのが引っかかっていた。雪のある時期ならともかく、わざわざ北アルプスまで出かけていって日帰りでは物足りないと思って、なかなか計画が立たなかったのだった。 今回の連休は東北の山を予定していた。しかし、どうも天気予報がいまいちで断念することになり、代替案として乗鞍岳が浮上したのだった。日帰り可能とはいえ、朝一で出かけていって畳平にバスが到着するのは12時50分。この時間ではどうせ雲も広がっていて、展望も期待できないだろう。そこで山小屋に泊まって御来光を見ようということにしたのだった。 新島々まで電車で行って、バスに乗り換える。 新島々バスターミナルの窓口で乗鞍山頂までの切符を買おうと思ったら、上高地・乗鞍2デーフリーパスポートが安いということで、松本から新島々までの切符は改札で渡してしまっていたが、その分の運賃は差し引いてくれた。 バスは観光センター前で乗り換えて乗鞍山頂(畳平)へ向かう。 大雪渓では夏スキーをしている人たちがいた。 標高2702mの畳平は観光客が多かった。 畳平から肩の小屋までは自動車が通れる広い道である。それでも道の脇にはコイワカガミやチングルマなどが咲いているので、花を見ながら歩いていった
コマクサ

コマクサ

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丹沢のウチョウラン

夏山シーズンが間近に迫り、梅雨明けが待たれる時期である。 梅雨明けしようがしまいが、海の日3連休も近い。 夏山遠征に期待して、今回はお休みしても・・・とも思ったが・・・ 天気はいまひとつパッとしないようだが、夏の花を求めて山を歩いてきた。 展望の良いところからはあちらこちらに白いところが見られた。ヤマボウシが満開で真っ白くなっていたのだった。
ヤマボウシ

ヤマボウシ

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アジサイの季節

6月は完全に山へ行き損ねてしまった。 1ヶ月ぶりの山は西丹沢へ行くことにした。 1ヶ月のブランクがあったので、春の花から夏の花へとすっかり入れ替わっていた。 今回は花を探しながら歩いていった。 用木沢沿いの登山道に入ると、まずはヤマアジサイが咲いていた。
ヤマアジサイ

ヤマアジサイ

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