伊吹山

白山へ登るべく金沢へ向かった。 白山登山バスはこの時期一日3本出ているが、いずれも朝であり、金沢で一泊するほかない。 それでは、近くに他に山はないかと思ったら、いい山があった。 伊吹山は山頂近くまでドライブウェイが通っており、簡単に山頂に登れる山である。それでいて、特殊な立地条件から伊吹山にのみ自生する特産種などあり、お花畑を訪れる価値がある。 途中下車する関ヶ原では自動改札を通らないようにと言われていたのに、つい習慣で自動改札を通ってしまったが、切符は回収されることなく手元に戻ってきたので、普通に改札を通ることができた。 11時5分発のバスに乗ったが、乗客少なくガラガラだった。 しかし、標高1260mのスカイテラス駐車場は多くの観光客で賑わっていた。 ポツポツと雨が降ってきたので、雨具を着たが、すぐにやんで、その後もなんとかもっていた。 入山協力金300円を払って出発。多くの高山植物が見られる山だが、観光客もかなりのものである。しっかり協力金を徴収して自然を守っていってほしいものである。 駐車場から西登山道コースを登っていた。登山道というよりは、よく整備された遊歩道である。
クガイソウ

クガイソウ

クガイソウ、メタカラコウ、シモツケソウ他の花を見ながら歩いていけば、やがて山頂に到着。観光地らしい売店もいくつかあった。晴れていれば、琵琶湖が見えるらしいが、ガスがかかっていて展望無し。 山頂に見慣れないピンクの花があると思って写真を撮ったら、イブキジャコウソウだった。
イブキジャコウソウ

イブキジャコウソウ

帰りは下り専用の東登山道コースを歩いて行った。こちらは遊歩道というよりは普通の登山道で、観光客は歩かないようで、人も少なかった。(観光客は最短の中央登山コースを下る人が多いのだろう。) 下りも花を見ながら歩いていった。
コオニユリ

コオニユリ

全般的に多かったのはメタカラコウとシモツケソウである。シモツケソウは丹沢で見慣れた花なので、あまりありがたみがないのはいたしかたない。
メタカラコウ

メタカラコウ

駐車場に戻ると、次のバスで関ヶ原駅へと戻った。帰りのバスはけっこう乗客が多かった。 今回はドライブウェイを利用して山頂付近のみを歩いたが、時間があれば、登山道を登るべきところだろう。 とはいえ、植物学的にも重要な山らしく、いろいろな高山植物が見られるのだから、途中下車してお手軽に立ち寄れるのはありがたいとも思えるのだった。

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