「かながわの山に咲く花」
「かながわの山に咲く花」という本が発売になった。
編著:神奈川県自然公園指導員連絡会
協力:神奈川県自然環境保全センター
発行:銀の鈴社
丹沢自然保護協会の「丹沢に咲く花」と同様に、丹沢で見つけた花を調べるのによさそうである。
この図鑑で使われている写真はコンパクトデジカメで撮影されたものらしいが、写真そのものは必ずしもきれいで見やすいものとは限らず、解像度が低かったり、花にピントが合っていなかったり、ぶれていたり、JPEG特有のブロックノイズが見られるものもあるようだ。
とはいえ、希少植物もかなりあり、これだけの花をよく撮れたものである。
なお、タイトルが示すようにこの図鑑の対象地域は丹沢のみならず箱根や陣馬なども含まれているので、丹沢では見られない花もけっこう掲載されている。
詳細は銀の鈴社のサイトへ
http://ginsuzu.shop-pro.jp/?pid=14413647
コミヤマカタバミの小葉はカントウミヤマカタバミよりもかどにまるみがあるらしいが、この写真ではわかりにくいだろうか?
そして、もう1枚。
脈が淡紅紫色で案外きれいだと思った写真である。
花の基部に黄色い斑が入っているが、これは判断の基準になり得るのか?
(魚斎さん見てくれないかな・・・)
わかる人がいましたら、教えてくださいませ。
・・・とはいうものの、このブログは見てる人少ないから、むずかしいかな・・・
撮りためた写真のチェック作業は順調に進んでいるが、このペースで進めていっても、年内いっぱいかかってしまいそうな予感。「日暮れて道遠し」である。
昨年も見かけたのだが、名前がわからなかった。
「丹沢に咲く花」には、丹沢で見られる花の多くが掲載されているので、たいがいはこれで用が足りるのだが、この本には載っていない花だった。
それで、今度は「山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花」をめくってみたら、あっさり見つかった。
ヒメヒオウギズイセンというらしい。
解説を読むとヨーロッパで作られた園芸植物のようである。
明治中期に渡来し、暖地に野生化しているものも多い。ということで、大倉付近で見かけたのもそのパターンのようである。
もともと自然に生えていたものでないとわかり、ちょっとガッカリ。
どうりで、「丹沢に咲く花」にも載っていなかったわけだ。