大倉尾根の登り口に咲いていた鮮やかな朱色の花。
昨年も見かけたのだが、名前がわからなかった。
「丹沢に咲く花」には、丹沢で見られる花の多くが掲載されているので、たいがいはこれで用が足りるのだが、この本には載っていない花だった。
それで、今度は「山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花」をめくってみたら、あっさり見つかった。
ヒメヒオウギズイセンというらしい。
解説を読むとヨーロッパで作られた園芸植物のようである。
明治中期に渡来し、暖地に野生化しているものも多い。ということで、大倉付近で見かけたのもそのパターンのようである。
もともと自然に生えていたものでないとわかり、ちょっとガッカリ。
どうりで、「丹沢に咲く花」にも載っていなかったわけだ。