ようやく「狂気」のコレクターズ・ボックスが届いた。
縦・横30cm弱とLPのジャケットよりはやや小さい箱に入った豪華なセットである。
CD3枚+DVD2枚+Blu-ray1枚の6枚組で、ブックレット、フォトブック、コレクターズ・カード、ツアーのチケットとバックステージパスのレプリカ、さらにはスカーフやコースター、ビー玉3個と盛り沢山である。ちなみにビー玉は「狂気」のジャケットのプリズムがデザインされている。
私が買ったのはヨーロッパ盤だが、国内盤は輸入盤に日本語の解説を付けただけなので、16000円は高すぎると感じるのは否めない。
ちなみにBlu-rayはDVD2枚と同内容なので、6枚組と言っても同じものが重複して収録されているのである。
なお、DVD-AudioやBlu-rayは再生できる環境にないので、現状では、このボックスセットをフルに楽しむことができない。
1974年のライブはお馴染みの音源であり目新しいものではないが、1972年のアーリーミックス他の未発表音源を聴けるのがよい。
また、「ユージン、斧に気をつけろ」と「太陽讃歌」のライブ映像を見られるのもよい。
11月に発売される「炎」のコレクターズ・ボックスも注文しようかと思ったら、タワーレコードやHMVでは、すでに取扱終了となっていた。
そこで、また考えなければならない。
「炎」のコレクターズ・ボックスを買うべきか?
2枚組のデラックス・エディションには1974年のライブ音源ほか未発表音源が収録されるので、問題となるのはコレクターズ・ボックスに収録されるDVDとBlu-rayである。
DVDとBlu-rayには5.1サラウンド・ミックスやコンサート・スクリーン・フィルムの映像が収録される。
その他、豪華ブックレット、写真集、特製グッズ、復元グッズがついてくるものの、「狂気」の6枚組と比べて、CDが1枚少ない。でも、値段は同じ。となると、ちょっと躊躇してしまう。2枚組のデラックス・エディションでいいかな?
ちなみに、「炎」のSACDも発売になり、5.1サラウンド・ミックスが収録される。
5.1サラウンドで聴きたいなら、SACDを買えばいいだろうか。
もっとも、パソコンではDVD-AudioやSACDを5.1サラウンドで再生することができないのだが・・・。
5.1サラウンドで聴くためには、マルチチャンネルのアナログ入力端子のついたアンプやユニバーサルプレーヤーが必要となる。DVD-Videoならパソコンで再生できるし、今あるアンプでも5.1chで再生できるが、DVD-AudioやSACDはハードルが高くて、なかなか手が出ないのだ。