UK Reunion Japan Tourは4月15日、16日、18日のCLUB CITTA'(川崎)の3公演のみである。もう少し大きな会場を使用すればと思うのだが、小さな会場での3公演のみというのはちょっと寂しい気がする。もっとも、会場が小さいので、近くで見られるというメリットもあるのだが。
初日の15日は19時開場、20時開演と遅めの時間設定になっていた。実際には20時20分近くになってやっとスタートしたので、終わったのは22時半近かった。終演後は急いで帰らなければならなかった。
今回のバンドは4人編成だが、この4人でUKなのか、それとも、UK(Eddie JobsonとJohn Wetton)とサポートミュージシャンが2人なのか・・・会場に入る際、そんなことを話している人がいた。
実際に、コンサートを見て感じたのは、ギターのAlex Machacekは出番が少なめで、サポートミュージシャン的な印象を受けたが、ドラムスのMarco Minnemannはかなり目立っており、良かったから、UK3人+サポート1人のようにみえた。
Reunionとはいえ、ライブのみでスタジオに入って新曲をレコーディングするようなことはないらしい。John WettonはAsiaで活動しているし、Eddie JobsonもUKZというバンドがあるからだ。
しかし、今回のUKのライブはOriginal Asiaのライブよりもよかったので、ライブだけでもいいから、UKとしての活動を継続してほしいものである。
32年ぶりの来日公演は「In the Dead of Night」からスタートした。
以前のライブでは「Presto Vivace」から「In the Dead of Night」に続くパターンが多かったが、今回のライブではアルバム通りに「In the Dead of Night」~「By the Light of Day」~「Presto Vivace and Reprise」と続いた。
「By the Light of Day」の後半ではEddieのエレクトリック・バイオリンが活躍した。
John WettonはAsiaのコンサートで何回か見たことがあるが、Eddie Jobsonを見るのは初めてなので、彼の透明なエレクトリック・バイオリンも初めてだ。
重低音で始まる「Alaska」は、家で小音量で聴くのと違い、大音量で聴くとすごい迫力がある。
今回UKのファーストアルバムからは「Mental Medication」を除く7曲を演奏し、セカンドアルバム「Danger Money」からは「Nothing to Lose」を除く5曲を演奏した。
そして、アンコールでは「Night After Night」も演奏した。
Eddieのソロはバイオリンのみの演奏で短めだった。キーボードの演奏もまじえてくれたらよかったのだが。
MCはEddieが担当していたが、Johnの「キミタチ、サイコ(ー)ダヨ」というのはやっぱりあった。Asiaのライブでもいつも言っているので、ほとんどお約束のMCと言える。
King Crimsonの曲は3曲を演奏したが、「Starless」がよかった。後半のたたみかけるような部分で、Eddieはバイオリンを激しく演奏していた。「Book of Saturday」はJohn Wettonのソロで弾き語りである。
UKの主だった曲ほとんどを演奏してくれ、King Crimsonの曲まで聴けたので十分満足できた。
最後はEddieとJohnがステージに残り、ステージ中央でEddieのキーボードをバックにJohnがしっとりと歌って、感動のライブは終演となった。
Set List
In the Dead of Night
By the Light of Day
Presto Vivace and Reprise
Danger Money
Thirty Years
Alaska
Time to Kill
Starless
Carrying No Cross
Drum Solo
Violin Solo
Book of Saturday
Nevermore
One More Red Nightmare
Caesar's Palace Blues
Sahara of Snow Pt. II
(encore)
Night After Night
The Only Thing She Needs
Rendezvou 6:02