夜行日帰りで早池峰山に行ってきた。
もう何年も前から行こうと計画しつつ、なかなか天気に恵まれなかったりして行けなかった。
今年もしばらく前からチャンスをうかがっていたのだが、この週末は晴れの予報! ついにチャンスが巡ってきた。
今回は、夜行バスを利用して、朝6時に盛岡到着。
1日1往復だけの小田越行きのバスは7時10分発。バスは2台出て、全員座っていくことができた。
河原の坊で下りる。
そして、9時、河原の坊の登山口からスタート。
前半は沢沿いの道を行く。センジュガンピなどチラホラ咲いていたが、あまり見るべきものもない・・・と思っていたら、クガイソウが咲いていた。
河原の坊(9:00)→早池峰山(10:51-11:35)→小田越(13:37)
しばらく行くと、開けたところに出て、展望が広がる。青空が広がり最高の天気である。(このあたりが頭垢離だろうか。)
ここから先は、高山植物帯で、ミヤマオダマキやハクサンチドリなど次々と現れてきた。初めは少しずつだったが、登っていくにつれて花は多くなった。特にミヤマオダマキはその後ずっといっぱい咲いていた。このかわいらしい花はあまり花に詳しくなさそうな登山者たちにも人気があるようだ。
所々で見かけた小さな花は伊吹山で見たのと似ていると思ったら、やっぱりイブキジャコウソウだった。
標高の低いところではミネウスユキソウが咲いていたが、標高が上がっていくと、ハヤチネウスユキソウにかわっていった。ミヤマオダマキとともに登山道のあちこちでいっぱい咲いていた。
ハヤチネウスユキソウ・・・この花を見るために早池峰山に登ったわけだが、初めて見たハヤチネウスユキソウは苞葉が真っ白い綿毛に覆われているのがとりわけ印象に残った。ウスユキソウやミネウスユキソウなどとは全然違う。
山頂近くまで登ったところではナンブトラノオもチラホラ咲いていた。
その他、登りではヨツバシオガマ、マルバシモツケ、ミヤマアズマギクなどの花を見た。
山頂は賑わっていた。
快晴で眺めも良かった。帰りのバスの時間までは十分過ぎるほど余裕があったので、しばらくのんびり休憩。
山頂の北側にまわると、岩手山などが眺められた。一番高いのが岩手山ですぐにわかる。左の方に見えるのが秋田駒ヶ岳。
避難小屋の前から小田越へ下山開始。
山頂直下にはミヤマシオガマ、コイワカガミ、コバイケイソウなど河原の坊からのコースでは見なかった花が咲いていた。
もっとも、これらの花が見られたのは山頂直下のみで、その後はハヤチネウスユキソウやミヤマオダマキが多かった。
小田越コースは概ね歩きやすいコースで、眺めも良かった。
相変わらずハヤチネウスユキソウがいっぱい咲いていた。
拡大して見ると、苞葉の綿毛がよくわかる。
小田越コースは1箇所だけハシゴがかけられたところがある。それ以外は歩きやすい道。
五合目あたりでチシマフウロが咲いていた。
一合目まで下ったところで、振り返って山頂方面を撮る。
一合目から下は樹林帯。登山口はもう間近。
小田越登山口からは山頂方面が眺められた。
小田越から岳駐車場までのシャトルバスはいっぱいでているが、盛岡駅行きのバスは15時12分発の1本のみ。
写真を撮りながらのんびり下山したが、それでも1時間以上の余裕を持って下山したので、1時間以上バスを待たなければならなかった。
おお~ いつの間に!
今気づきましたが、夜行バスで日帰りですか、いいですね~!
あちらもいいけど(笑)、こちらもいいですね。
私もマネさせていただこうかな~
私もいつかいつかと思っている山でしたが、
天気も良くて、いい時に行かれましたね。
ハヤチネウスユキソウ、いつ頃まで大丈夫そうですか?
すみません、↑のコメント、私(sanpo)でした。
えっ! 早池峰? 日帰り? びっくり~!
で、名前入力するの忘れていたみたいです。
昨年までは泊まりしか考えていませんでしたが、sanpoさんが岩木山・八甲田山へ夜行バスで行かれたのをみて、その手があったか! と思い、行ってきました。
せっかく遠くまでいったのだから、一泊して岩手山か栗駒山あたりに登れたらよかったのですが、今回は準備が整わず、日帰りとなりました。
盛岡駅~小田越のバスは6/14~8/2の土・日・休日のみで、ハヤチネウスユキソウを見るならこの時期なのでしょう。
7/11の時点では、広範囲にわたって咲いていて、ちょうどピークの時期だったのではないかと思います。今月中は見られると思いますが、行くなら早い方がいいでしょう。