フィルムスキャンの難しさ

フィルムスキャナーを売って、フラットヘッドスキャナーを買ったのは、フィルムスキャナーで取り込んだ写真の色かぶりが激しく、カラー補正がたいへんだったのが一番の理由である。 スキャナーを買い替えた結果、今度のスキャナーでフィルムスキャンしてみると、まずまずの色合いで取り込むことができた。Photoshopではレベル補正を行うだけでOKというものも多い。写真によって青味がかってしまうものもあるが、以前のフィルムスキャナーほど激しい色かぶりではない。 しかし、今度のスキャナーでスキャンしてもあまりシャープな画像は得られないことがわかった。4800dpiでスキャンしても眠い画像になるだけだった。 フィルムスキャナーでスキャンした画像(4000dpi)の方がはるかにシャープである。ただし、こちらはかなり粒状感があった。 結局、新しいスキャナーでフィルムスキャンする際は、2400dpiでスキャンすることにした。これでも600万ピクセルを超えるので、サイズ的には十分だからである。もともとA3判でプリントしようなどというつもりはないのだ。 が、それでもスキャンした画像はシャープとは言い難い。 安いスキャナーに過度の期待は禁物ということか? もっとお金をかければ、高品質の画像を得られるのかもしれないが、今、行っているのは古い写真の整理に過ぎない。どうしても保存しておきたいと思う写真はそれほど多くはないし、今後、フィルムに撮影することはないだろうから、これ以上、フィルムスキャンにこだわってもしかたがない。 フィルムスキャンは解像を高くすればするほどスキャンに要する時間がかかるし、色合いにこだわったりすると、パソコンでカラー補正するのに非常に手間がかかる。 デジタルカメラの場合、RAWで保存しておいて、Photoshopでカラー補正を行っているが、明るさを調整したり、ホワイトバランスを変えたりする程度なので、たいした作業ではない。 早めにデジタルに移行しておいてよかった・・・というのが今の心境である。

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