2012年に読んだ本(とんでも編)

バトル・ロワイアル 上  幻冬舎文庫 た 18-1「バトル・ロワイアル」は中学生1クラスを無人の島へ連れて行って殺し合いをさせるというとんでもないストーリーである。金八先生の悪趣味なパロディで、坂持金発なんていうのも登場する。 極限状態の中、なんとかして生き延びようとする中学生たち。積極的にゲームに参加して殺人マシンと化す者もいれば、信用できそうな仲間と建物に籠もって隠れている者もいる。相手を信用させておいて裏切る者、知恵を絞って坂持金発たちを倒そうとする者、いろいろである。 主人公の親友は死のゲームが始まる前に殺されてしまう。そして、親友が好きだった女の子も負傷してしまう。怪我を負った状態では死のゲームで戦うことはもちろん、逃げることだって難しい。それで、主人公の少年はこの少女を守ろうとする。少女は主人公のことが好きなのだが、実は主人公は他に好きな子がいた。それでも、なんとか少女を守って逃げおおせようとする。 とんでもない設定ではあるが、なかなかよかったな~ 悪の教典 上 (文春文庫)「悪の教典」はいいんだか、悪いんだか・・・これもけっこうな長編だが一気に読んでしまった。 生徒に人気の英語教師が実はサイコパスで、学園祭の準備に集まったクラスの生徒全員を皆殺しにしようとする・・・まったくなんちゅーストーリーだろう!? エンターテインメントとはいうものの、読後感はよくなかった。

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