「ともに登らんあの嶺に」

丹沢で天狗さんといったら有名である。 天狗さんを知らない人はもぐりと言いたいところだが、最近は知らない人が多いのかもしれない。ハンス・シュトルテさんというドイツ人で、「丹沢夜話」のシリーズで有名だが、すでに「丹沢夜話」と「続丹沢夜話」は売り切れになっているし、「続々丹沢夜話」にしても書店で目にする機会も滅多にないだろうから。 ところで、先日、「ともに登らんあの嶺に」という本を頂いた。「天狗さんと栄光学園山岳部」という副題が付いたDVD付きの本である。 天狗さんの帰天から5年となる今年の8月に栄光学園山岳部OB会が発行した文集である。 非売品であり、この本の存在すら知らなかった私がこの本を手にしているのも不思議なものだが、実は、栄光学園山岳部OBの方がこの本を贈ってくれたのである。 内容は栄光学園山岳部創設から廃部までの歩みと教員OBや山岳部OBなどの寄稿文からなる。300ページ近いボリュームがあるのは、それだけ山岳部OBからの投稿が寄せられたということであり、いかに天狗さんが慕われていたかがわかるようだ。 DVDには、栄光ヒュッテでの天狗さんの映像やNHK放送による天狗さんの談話の音声情報も収録されており、貴重な資料である。 何の面識もない私に贈ってくださった栄光山岳部OB氏には深く感謝しています。 「ともに登らんあの嶺に」

電子書籍のまとめ

電子書籍販売サイトが肝心 電子書籍はいつでも家にいながらにして電子書籍を購入して読むことができる。これは大きな利点である。夜中でも思い立った時に購入してすぐに読めるのはまったく便利なことである。 電子ペーパーを採用した電子書籍リーダーは、Sony Readerのほか楽天kobo、Amazon Kindle、そしてBookLiveからLideoが発売になった。それぞれ若干の違いはあるが、基本的には同じような性能であり、購入出来る電子書籍も同じような内容である。したがって、どの電子書籍リーダーを選択しても同じように電子書籍を読むことができる。 しかし、電子書籍販売サイトの使い勝手にはかなりの差があるようである。 現状では、各電子書籍リーダーごとに専用の販売サイトが用意されており、それ以外のサイトで購入することは一部を除いてできない。 どのサイトでも同じような書籍が販売されているので、最初から買う本が決まっていて、それを買うだけならさほど問題はない。 しかし、サイトを見ながら読みたい本を探すような場合、サイトによって使い勝手に大きな差があるようである。 まだまだ電子書籍は紙の本より出版点数が少なく、読みたい本が電子書籍化されているかどうか調べなければならない。 したがって、著者名の一覧から読みたい作家の本の一覧が見られるとか、新刊本の一覧から読みたい本を探すことができるといったこともポイントとなるだろう。 紙の本なら書店で手にとって選ぶことができるが、電子書籍の場合、そうもいかないので、いかに利用しやすいサイトになっているかが、電子書籍リーダーを選択する際にも大きなポイントになるだろう。 実際、あちこちのサイトを見てみたが、現状では使い勝手がよくないと思うサイトもあるようだ。 Amazonのように読者のレビューが多数掲載されていると読んでみようかどうか考えてる際、大いに参考になる。さすが紙の書籍に関しては最大のサイトであり、電子書籍に関しても本命と言われるだけあって、よくできている。
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暖かな冬の一日

今日は晴れ渡って展望が期待された。
そこで手っ取り早く大倉尾根を登っていった。
大倉尾根の上部はぬかるんで歩きにくかった。
塔ノ岳山頂からは富士山や南アルプス、そして八ヶ岳もきれいに見えた。

塔ノ岳からの富士
南アルプス白峰三山

相模湾のほうはちょっとガスがかかっていた。

相模湾の眺め

写真を撮った後、丹沢山へ向かう。
ポカポカとして、長袖シャツ一枚で十分の暖かさだった。手袋も不要だった。
丹沢山への登山道もぬかるんだところがかなりあった。
丹沢山の山頂から主脈の縦走路をちょっとだけ進んで写真を撮った。

富士山、不動ノ峰、蛭ヶ岳
塔ノ岳~鍋割山、バックに箱根の山並み

丹沢山で昼食後、塔ノ岳へ引き返した。
そして、塔ノ岳から鍋割山へ向かう。
相変わらず天気は良かったが、午後になると富士山は逆光になるので、写真は撮らず。
鍋割山でまたしばらく休憩した後、大倉に下山した。

久々の青梅コース

久しぶりに青梅マラソンのコースを走った。 今年は久しぶりに仲間内で練習会をやっているという話を聞いて、私も参加することにしたのである。 練習会と言っても、実際に集まったのは3人だけだが、それでもいいのだ。 今日は他の人たちも30kmは走らず、途中で折り返してくるということだったので、私も御嶽駅で折り返して帰ってきた。24kmぐらい走ったことになる。20km以上の距離を走るのは随分久しぶりのことである。 最近は練習量も少ないし、ジョギング程度の走りしかしていないから、随分と力が落ちてしまった。全然ペースが上がらない。5kmごとのタイムは24分台後半とほとんどペースが上がらない。最後の5kmはちょっといい感じで走って23分程度だったが、ちょっと情けない。 最近のランニングブームもあってか、青梅コースを走っている人は多かった。行きも帰りも多くのランナーとすれ違った。 ちなみに、来年2月の青梅マラソンは申し込み開始となった9月28日にインターネットで申し込んだが、夜遅かったため、すでに30kmの部は定員に達して締め切られていた。10kmの部にエントリーできたが、まさかこんなことになっているとは思わず驚いた。ランニングブーム恐るべしである。 そんなわけで私がレースで走るのは10kmだが、せっかく時間をかけて青梅まで行って10kmしか走らなかったらもったいない。20km以上は走ろうということで、御嶽で折り返しにした。 今回は他の人たちが途中で折り返してしまうので、私一人が30km走ったら、ゴールが一人だけ遅くなって、長時間待たせることになるし、私自身最近は長い距離を走っていなかったので、御嶽折り返しぐらいでちょうどいいと思ったのだ。 青梅コースは過去何十回と走っているので、ほとんどコースを知り尽くしたホームコースである。スタート地点や折り返し点には大きな看板があるし、1kmごとのポイントにマークもあるので、距離もわかりやすい。 青梅コースは大雑把に言って、前半は青梅から奥多摩へ向かって登っていき、折り返してからは当然下りとなるのだが、20km~25kmに登り返しがあって、レースではこれがきついところである。(二俣尾の手前の坂は約25mの上りできつい。25km地点となる宮ノ平の手前の坂も10mぐらい登る。)したがって、10km地点や御嶽あたりで折り返すなら、この部分も走ることになるので、いい練習になる。 練習会の後は、いつものお店でビールを飲んで、ラーメンを食べた。 私は随分と久しぶりだったが、お店のおばちゃんまだ私の顔を覚えていたようだ。 次回は30km走ろうといった話になった。 今回より、もうちょっとしっかり走れるといいのだが、どうだろう?