Sony Readerが.book形式に対応

Sony Readerがファームウェアのアップデートによりドットブック(.book)形式に対応となった。 電子書籍には複数のフォーマットが存在する。 せっかく読みたい本が電子書籍化されても、それが自分の電子書籍リーダーに対応していなければ意味がない。 だから、電子書籍リーダーはなるべく多くのフォーマットに対応していてほしいところである。 もっともフォーマットが複数あるといっても、むやみやたらと多くのフォーマットが乱立しているわけではないので、さほど難しい問題でもないだろうとは思っていた。 今のところ、PDF、XMDF、.bookに対応していれば困ることはない。 講談社で今年の春からXMDF形式の販売を終了して、.book形式のみの販売となっていたが、Sony Readerが.book形式に対応したので、講談社の電子書籍も読めるようになった。 個人的には、以前CD-ROM版を購入した「地球樹の女神」などの本が読みやすくなった。 「地球樹の女神」の場合、CD-ROMには、PDFと.bookの2種類のファイルが収録されていて、どちらでも読むことができた。 Sony ReaderではPDFを読むことはできたが、画面が小さいため文字も小さくなって読みづらかった。しかし、.book形式に対応したおかげで、読みやすい字の大きさにして読むことができるようになった。 ファームウェアのアップデートによって機能向上が図られることがわかったことにも安堵した。いくら新しいフォーマットに対応するといっても、新製品に買い替えなければならないとしたら腹立たしいことである。ファームウェアのアップデートなら無料だし、インターネットに接続するだけだから、簡単に済んでしまうからありがたい。

Fly from Here

フライ・フロム・ヒアイエスのニュー・アルバムがまもなくリリースされる。ヨーロッパやアメリカに先駆けて、6月22日に日本で発売となる。2001年の「Magnification」以来となるので、実に10年ぶりの新作である。 一時、活動休止していたりもしたが、メンバーの方はまた大きく変わってしまった。 2008年のバンド結成40周年のツアーの時点で、すでにRick Wakemanに変わって息子のOliver Wakemanが参加、Jon Andersonも病欠のため代役としてBenoit Davidが参加した。Jon Andersonが回復後もYes復帰とならず、Benoit Davidが正式メンバーとなって次作のレコーディングを行うことがアナウンスされた。 そして、今年の春にニュー・アルバム「Fly from Here」の発売予定が発表されたときにはキーボードがOliver WakemanからGeoff Downesに変わっていたので、またまた驚きである。AsiaのGeoff Downesは1980年の「Drama」のときのメンバーだったので、30年ぶりにYesに復帰したことになるが、Geoff Downesが参加したのは「Drama」のみなので、あまり「復帰」というイメージではない。 Jon Anderson不在で行われたツアーでは、「Drama」収録の曲も演奏したりしていて、それはそれで聴いてみたいとは思うものの、Yesの顔ともいうべきJon Andersonが参加していないのは寂しい気がする。 7月から北アメリカ、11月からはヨーロッパでのツアーが予定されているが、日本にも来てくれないものだろうか。

フィリップ・マーロウの日本版

そして夜は甦る (ハヤカワ文庫 JA (501))読み始めてすぐに「これは良い」と思った。 一つ一つの文章が良い。「私は・・・」というように、すべて私立探偵・沢崎の視点で語られるので、沢崎の語り口が良いとも言える。 そして、それはフィリップ・マーロウを主人公とするレイモンド・チャンドラーの小説とよく似ている。 チャンドラーの小説と同じ感覚で読み進めていくことになった。 作者の原尞自身、レイモンド・チャンドラーの小説を愛読し、強く影響を受けているので、いかにもといった感じである。 フィリップ・マーロウはチェスが趣味で、一人で名人の棋譜を並べたりする場面があるが、沢崎は囲碁が趣味で新聞の囲碁欄を読む場面がある。このあたりにもチャンドラーへのオマージュが感じられる。 寡作な作家であることもチャンドラーと似ている。原尞は1988年にデビューしてから、長編は4作しか発表していない。(他に短編集とエッセイがある。)レイモンド・チャンドラーも寡作で長編は7作で、しかもその多くは短編を継ぎ接ぎし、長編として構成し直したものである。 「そして夜は甦る」と「私が殺した少女」を読んだ。どちらも良かったので、あとの2作も近いうちに読むことにしたい。

シロヤシオ

昨日撮ったシロヤシオの写真。 バックが明るいので、普通に撮ると花の色がかなり暗い。しかし、RAWで撮影しているので、パソコンで現像する際に明るさを調整してやればいい・・・ そんな感じで適当に撮影。 そして、適当に現像してみた。 まだ、花の色が暗いので、もっと明るく仕上げた方がいいだろうか。 レポートに掲載するためにもう少し調整してみよう。 画面いっぱいに花が写っているので、あまり小さく縮小してしまうと、よくわからなくなってしまう。なるべく大きめの写真を掲載したいのだが・・・ (クリックすると、900×600に拡大されます。このくらいの大きさにすると、なかなか・・・という気がする。) こういうのは自分のパソコンの壁紙用のファイルを作成して楽しむのがいいか・・・