朝食の前に山頂へ行って御来光を見ようかと思ったが、甲武信小屋の前から日の出が見られるということで、小屋の前で見ることにした。


甲武信岳にはかつて金峰山から縦走したことがあるが、その際、甲武信岳に着いたときにはくもっており、そのまま西沢渓谷へ下ったので、単に通過しただけに終わった。
いつか晴れたときに行ってみたいと思っていた。
今回はとりあえず晴れているが、午後から急な雷雨がないかと気になった。なるべく早く登ってしまいたい。
西沢渓谷入口からスタート。
徳ちゃん新道を登っていった。
ひたすら樹林帯を登るので、展望が開けることもない。
6月頃ならシャクナゲの花を楽しめるが、今の時期はほとんど花もない。
ところどころは急な斜面もあった。
近丸新道との合流点がおおよその中間点といったところだろうか。
12時を過ぎ、適当なところで休憩して昼食を取った。
主脈縦走路も近くなったところで、開けた所に出て、国師ヶ岳方面の山並みを見ることができた。
主脈縦走路に出ると、すぐに木賊山である。
木賊山からの下りでは展望が開けて、正面には甲武信岳が見えた。
本来であれば、甲武信岳へと縦走したいところだが、時間的に余裕がないし、体力的にももはや余裕がない。それで今回は朝日岳まで往復することにした。
山小屋と山頂を何回も往復したくなかったので、朝食はお弁当にしてもらった。
朝4時過ぎ、外に出ると、雲が多かったが、東の空は赤く染まっていた。
八ヶ岳には雲がかかっていた。
山頂へ登る。
すっきりした日の出は見られなかったが、日の出前の雲が切れに赤く染まった。