In the Present – Live from Lyon

イン・ザ・プレゼント~ライヴ・フロム・リヨン(DVD付)イエスの2009年のライブが発売になった。最新ライブではない。 ジョン・アンダーソンとリック・ウェイクマンが病欠のため、キーボードはリックの息子のオリヴァー・ウェイクマンで、ボーカルはトリビュートバンドで活動しておりYouTubeで見つけたというベノワ・デイヴィッドである。 ベノワ・デイヴィッドのボーカルはジョン・アンダーソンによく似ているので、案外、違和感がない。 お馴染みの曲が多いが、ジョンが不在ということもあって1980年の「ドラマ」から「Tempus Fugit」と「Machine Messiah」を演奏しているのがよい。また、意外なところでセカンド・アルバムから「Astral Traveller」を演奏している。

Wish You Were Here – Experience Edition

Wish You Were Here「Wish You Were Here」は2枚組のExperience Editionを購入した。このCDはなんといっても2枚目の未発表音源が注目である。 1974年11月~12月、ピンク・フロイドはイギリス国内でツアーを行った。コンサートの第1部は当時未発表の新曲3曲(「Shine On You Crazy Diamond」「Raving and Drooling」「You've Got to Be Crazy」)を演奏し、第2部では「Tha Dark Side of the Moon」の全曲を演奏、そして、アンコールで「Echoes」を演奏した。 「The Dark Side of the Moon」(「狂気」)のExperience Editionには、1974年のWembleyでのライブの第2部が収録されたが、「Wish You Were Here」(「炎」)のExperience Editionには第1部が収録された。 当時のピンク・フロイドは未発表の曲をライブで演奏しながら完成させていくというスタイルを取っていたので、「Shine On You Crazy Diamon」もアルバム収録の完成版とはかなり違う。アルバムでは第1部と第2部に分けられたが、1974年のライブでは2部には分けず、20分にわたって一気に演奏している。「Raving and Drooling」は1977年発表の「Animals」で「Sheep」として収録され、「You Got to Be Crazy」は同じく「Animals」で「Dogs」として収録された。 ちなみに、1973年発表の「The Dark Side of the Moon」もライブでは1年以上前から演奏されており、当然、初期のライブは完成版とはかなり異なっていた。 1974年のWembleyでのライブは第2部がBBCで放送されたことから昔から多くのブートレグが存在していたが、今回、第1部が正式にリリースされて、いい音で楽しむことができるようになったのはありがたいことである。 スタジオ録音の未発表音源も3曲収録されたが、そのうちの「Wine Glasses」は既存の楽器を使わないでアルバムを作るという'Household Objects' projectの曲で「Shine On You Crazy Diamond」の始めの部分のようである。

デフ・レパード東京追加公演

MIRROR BALL- LIVE & MOREデフ・レパードの東京国際フォーラムでの追加公演に行ってきた。 今回は最前列のほとんどセンターに近い席で見ることができた。こんな席はそうそうゲットできるものではないので、本当に運が良かったというほかない。 ジョー・エリオットはほとんど間近で見られるし、フィル・コリンもちょくちょく近くに来てくれる。リック・サヴェージやヴィヴィアン・キャンベルもときどき近くにやってきて・・・間近で見られるのはいいものである。 ライブは「ミラー・ボール」に収録の新曲「Undefeated」から始まったが、ほとんどが1980年代~1990年代前半まで(「Slang」より前)の曲だった。なので、お馴染みの曲が多かった。 1987年の「ヒステリア」は親しみやすい曲ばかりで、どれをシングルカットしてもヒットしそうな曲ばかりだったが、今回のライブでも7曲やったのだった。 「Animal」はまったくもって親しみやすい曲だし、「Rocket」はライブで聴くと本当にいい(1993年のライブでは途中で「Whole Lotta Love」も歌っていたっけ)、バラードの「Love Bites」はじっくりと聴いてしまった。
(11/9追記) UDOのサイトを見たら、11月7日のセットリストが掲載されていた。 「ジョー・エリオットはステージ上から、明日はこの日演奏しなかった曲を披露してくれると発言」したらしいが、実際、かなりセットリストが変更になっていた。 7日に演奏して8日演奏しなかった曲が6曲あった。 8日の追加公演では初期の曲を多く演奏したようである。

「狂気」コレクターズ・ボックス到着

ようやく「狂気」のコレクターズ・ボックスが届いた。 縦・横30cm弱とLPのジャケットよりはやや小さい箱に入った豪華なセットである。 CD3枚+DVD2枚+Blu-ray1枚の6枚組で、ブックレット、フォトブック、コレクターズ・カード、ツアーのチケットとバックステージパスのレプリカ、さらにはスカーフやコースター、ビー玉3個と盛り沢山である。ちなみにビー玉は「狂気」のジャケットのプリズムがデザインされている。 私が買ったのはヨーロッパ盤だが、国内盤は輸入盤に日本語の解説を付けただけなので、16000円は高すぎると感じるのは否めない。 ちなみにBlu-rayはDVD2枚と同内容なので、6枚組と言っても同じものが重複して収録されているのである。 なお、DVD-AudioやBlu-rayは再生できる環境にないので、現状では、このボックスセットをフルに楽しむことができない。 1974年のライブはお馴染みの音源であり目新しいものではないが、1972年のアーリーミックス他の未発表音源を聴けるのがよい。 また、「ユージン、斧に気をつけろ」と「太陽讃歌」のライブ映像を見られるのもよい。 11月に発売される「炎」のコレクターズ・ボックスも注文しようかと思ったら、タワーレコードやHMVでは、すでに取扱終了となっていた。 そこで、また考えなければならない。 「炎」のコレクターズ・ボックスを買うべきか? 2枚組のデラックス・エディションには1974年のライブ音源ほか未発表音源が収録されるので、問題となるのはコレクターズ・ボックスに収録されるDVDとBlu-rayである。 DVDとBlu-rayには5.1サラウンド・ミックスやコンサート・スクリーン・フィルムの映像が収録される。 その他、豪華ブックレット、写真集、特製グッズ、復元グッズがついてくるものの、「狂気」の6枚組と比べて、CDが1枚少ない。でも、値段は同じ。となると、ちょっと躊躇してしまう。2枚組のデラックス・エディションでいいかな? ちなみに、「炎」のSACDも発売になり、5.1サラウンド・ミックスが収録される。 5.1サラウンドで聴きたいなら、SACDを買えばいいだろうか。 もっとも、パソコンではDVD-AudioやSACDを5.1サラウンドで再生することができないのだが・・・。 5.1サラウンドで聴くためには、マルチチャンネルのアナログ入力端子のついたアンプやユニバーサルプレーヤーが必要となる。DVD-Videoならパソコンで再生できるし、今あるアンプでも5.1chで再生できるが、DVD-AudioやSACDはハードルが高くて、なかなか手が出ないのだ。

悩ましい「入荷待ち」

「狂気」コレクターズ・ボックスをタワーレコードオンラインで注文した後、ちょっと確認してみたところ、「狂気」コレクターズ・ボックスは取扱終了になっていた。私が注文したところで終わりとなったようである。 しかし、それでよかったとホッとすることはできなかった。 発売日を過ぎても送られてこないし、メールも来ない。 タワーレコードのサイトで確認してみると、入荷待ちの状態になっていた。 さて、問題だ。すでに取扱終了になっている限定盤が今後入荷するのだろうか? 調べてみると、店舗によって在庫わずかのところもあるが、在庫情報なしの店舗も多い。 限定盤だから売り切れたら、それで終わりだろう。 はたして入荷を待っていて、本当に入荷するのだろうか? 入荷しなければキャンセル扱いとなって終わりである。 ちなみにHMVのサイトを見ると、国内盤はまだ在庫があったが、輸入盤は売り切れていた。 入荷するかどうかわからないものを待つよりも確実なところで買っておいた方がいいのではないか? 迷うところである。 実際、店舗にあるか偵察してみることにした。 タワーレコード町田店に行ってみたところ、国内盤、輸入盤ともまだ販売していた。 オンラインでの注文をキャンセルして、町田店で買ってしまおうか? しかし、オンラインのほうは20%も安い。3000円近い差があるので、この差は大きい。 それでまた迷うことになる。 在庫があるとはいっても、わずかのようなので、いつ売り切れてもおかしくない。 迷っているうちに売り切れてしまうかもしれない。 悩ましいものである。 アマゾンではアメリカ盤が15日に入荷予定となっているので、もう少し待ってみようか?
(追記) 10月4日、入荷予定日は10月中旬頃になるというメールが届いた。 入荷の予定があるとわかって、ちょっと安心した。