「またか」と言われそうだが、再度、ゴールデンウィークの写真の登場である。
自分ではよく撮れたと思って、A4判でプリントして飾っているのだが、かなり暗い写真である。
そこで、今回、「Digital Photo Professional」を使わず、「Photoshop CS5」の「Camera RAW 6.1」で現像してみた。
今回は意識的に槍・穂高を明るめに補正してみたところ、前の写真よりも実際の感じに近づいた気がするので、ここで再び載せることにしたのだ。
写真全体を明るく補正すると、空が白っぽくなってしまうので、なるべく空の赤味を残したまま手前の山を明るくするために、Camera RAWの補助光効果を使って補正してみた。
できあがった2つの写真を見比べて、どちらが良いだろう?
今回のやり方がよいかどうかはわからないが、思いの外いい感じに仕上がったようである。
それで、自分ではどちらが良いか判断がつかなくなってしまった。
結局のところ、好みの問題なのかもしれない。
しかし、あなたならどちらが良いと思いますか?
(どっちも大差ないかな?)
RAWで撮った写真はパソコン上でどのように補正するかによって、できあがった写真はかなり違ったものにもなってしまう。
好みに応じて仕上げられるのがいいところだが、むずかしいところでもある。
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Photoshop CS5で現像
古い写真をPhotoshop CS5で現像し直す作業を進めている。
単なる記録写真はJPEGで保存してRAWデータを削除するのが目的だが、もちろん大事な写真もよりよい形で完成させるべく再度現像し直すのだ。
季節外れの写真だが、これは2005年のお正月に撮った霧氷で、写真では再現できないだろうと思ったキラキラと輝く霧氷をうまく写すことができた(と思った)写真である。
A4判でプリントして飾っていたのだが、どうもバックが暗いと感じていた。
そして、今回、現像し直したのが次の写真である。
レンズ収差補正を行い、周辺光量落ちも補正されたのだが、写真全体も前回よりも明るく仕上げたので、ぱっと見にもかなり良くなったような気がする。
ちょっと鮮やかすぎるような気もするが、今度こそきれいにプリントできた。
同じ写真でもどのように現像し、カラー補正するかによって、できあがった写真は大きく違ってしまう。
自分ではベストな形で完成させたと思った写真も、今となっては「いまいち」と感じる写真も少なくない。今後、少しずつ現像からやり直していきたいものである。
Photoshop CS5にアップグレード
最近のデジタルカメラでは、パソコンでレンズ収差補正を行うことができて、周辺光量、歪曲、色収差など自動で補正できるようになってきた。
Canonの場合、Digital Photo Professionalを使用することによりレンズ収差補正ができた。
ただ、DPPも完全ではなく、Canonのデジタル一眼レフでも古い機種は対応していなかった。
今月バージョンアップしたPhotoshop CS5では、同様の機能が登載され、しかもCanonだけでなく、シグマのレンズにも対応するというものだった。
これまではDPPで現像した後、Photoshopに転送してさらにカラー補正を行っていたが、DPPを使わずにPhotoshop一つで作業できるようになるし、シグマのレンズにも対応ということで、発売されるやすぐさま購入して、バージョンアップした。
しかし、Photoshopの自動レンズ補正に関しては、期待したほどではなかったようだ。
「EF-S 17-85mm F4-5.6 IS USM」の広角17mmで撮影した写真で、レンズ収差補正を行ったら、まったく逆効果になって、使えなかった。
使用状況によって結果は変わるのかもしれないが、期待が大きかっただけに、がっかりしてしまった。
今後、レンズプロファイルが更新されて、改良される可能性はあるが、今のところはまだまだという気がする。
ところで、Photoshop CS5をインストールして困ったことが発生した。
Photoshop CS5をインストールしても、以前のバージョンは自動的には削除されないので、コントロールパネルから古いバージョンをアンインストールしようと思ったら、アンインストールに失敗してしまった。
理由はわからないが、Photoshop CS3のアンインストールは何度試みても、失敗に終わった。
だったら、再インストールしてから削除しようかと思ったのだが、再インストールも失敗に終わった。
OS、使用している他のソフトの影響なども考えられるが、原因はわからない。とにかく、削除したいが削除できずに残ったままである。
けっこう容量の大きなソフトだから、削除してしまいたいのだが、Photoshop CS3関連のフォルダーを削除、レジストリエディターでPhotoshop CS3関連のレジストリを削除といった非常手段をとるしかないのか?
大キレットに沈む夕日
送信者 山の写真 |
マクロはむずかしい?
これまでマクロ撮影は失敗のオンパレードだった。
手ブレしやすいし、ピンボケも多かった。
三脚を使って撮影すればいいということはわかっている。
最近のデジタル一眼レフカメラにはライブビュー撮影ができるので、三脚を使用して、構図を決めたら、ライブビューで拡大表示して、マニュアルフォーカスできっちりとピント合わせをすればきっときれいに撮影できるだろう。
しかし、山へ三脚を持っていくのは荷物になるし、セッティングに時間がかかるので、私の山行スタイルでは滅多に三脚を使うことはない。
手持ち撮影でうまく撮れないか?
手ブレ補正付きのレンズを使えば、手ブレはかなり防げるだろうが、問題はピンボケである。
マクロの場合、被写界深度が浅く、ピントが合う範囲が狭いので、ピントを合わせた後ちょっとカメラが動くだけで、ピントがずれてしまい、ピンボケ写真を量産してしまったのだった。
しかし、最近になって、ようやくAFモードを変更すればいいと知った。
通常、風景写真の撮影ではワンショットAFで撮っているが、マクロを使って手持ち撮影する場合は、AIサーボAFにすればよかったのだ。
これは、動く被写体の撮影に適したAFモードで、シャッターボタンを半押ししている間、被写体にピントを合わせ続けるというものである。被写体がじっとしていても、手持ちでカメラが動いてしまうという場合にも有効なわけである。
これで、今年はピンボケの失敗が少なくなり、花の撮影がおもしろくなったのだった。