大雪渓で落石による死亡事故が発生した。
大雪渓での事故はときどきニュースになるので、今回、初めて登っていった際も、気になったことである。
実際、大雪渓を登っていくと、あちらこちらに石というか岩が転がっている。上の方はけっこういっぱいある。
雪渓での落石は音がしないと言うし、今回のルートで一番怖いと思ったと言ったら言い過ぎだろうか?
早いところ大雪渓からは離れたいと思ったことは確かである。
ところで、今回のルートの難所としては、不帰嶮が一番だろう。
ここで問題になるのは不帰嶮の二峰の登りである。クサリ場の連続で、見るからにすごいところだが、登っていく分には、さほど恐怖感もないし、むずかしいわけでもない。(ふつうのおじさん、おばさんたちが大勢歩いていた。)
しかし、逆ルートの場合、このクサリ場は下りとなるので、ちょっと怖いかもしれない。
五竜岳からの下りや八峰キレットなどもクサリ場が続くが、こちらはさほど高度感もないので、あっけなく通過してしまうかもしれない。もちろん、油断禁物で慎重に行かねばならないが、(槍や穂高もそうだが)岩登りではないから、腕力で登るような場所があるわけでもない。
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夏山第1弾
雷が鳴ると梅雨明け・・・昔はよくそう言っていた。
7月18日、午後から黒い雲に覆われ、一時雷雨となった。
19日、梅雨明け発表。そして、3連休が始まった。
梅雨明けしたら行こう!
と思いつつ、夜行の切符を買い損ねていたのが最初のつまずき。
この3連休はどこも混むだろうな?
というわけで、いろいろ考え、思いついたのが、南アルプス南部の茶臼岳?光岳。
新幹線の切符を買いながら、直前になって、静岡駅?畑薙第一ダムへのバスが今年は運行していないことがわかった。土砂崩れの影響らしい。
でもって、最終的に決まったのが黒戸尾根。
北沢峠周辺の小屋は予約がいっぱいだろうが、黒戸尾根の七丈第一小屋は予約の必要がない。(というか、予約の受付自体していないのだが。)
このルートなら歩く人も少なかろうと思ったのだ。
ただし、韮崎駅に特急が到着して1分後にはバスが出てしまうので、はたして間に合うか? という心配があった。
昨年は梅雨明けが遅かったし、梅雨明けしても思うように山へ行けなかったりしたので、今年こそ・・・と思っていたのだが、なんとか、行くことができた。まずは、そのことを喜びたい。
日本アルプスの認知度
以前、南アルプスに行って帰ってきたとき、街中で見知らぬ女の子に声をかけられた。
「かわいいバッグをしているね」と言われて、「はぁ~~~?」と思った。
両サイドのポケットにそれぞれペットボトルを入れていたのだが、それを見てどうして2本も持っているのかと聞く。
山へ行ってきたからだと答えると、どこの山かと聞く。
「南アルプス」と答えたら・・・
「え~~~、うそ~~~、だって外国じゃん」
一気に力が抜けてしまった。
う???む、確かにアルプスと言えばヨーロッパで正解である。
しかし、日本国内では日本アルプスも十分通用すると思っていたのだが・・・
今時の若い子はこんなものなのか?
山バッチ
山のお土産と言えばバッチが定番である。
最初は、どこの山へ行っても、山の名前が変わるだけで、同じようなのばかりと思っていた。
しかし、案外そうでもないとわかると、山バッチを集めるようになった。
その中で、なかなか良いと思ったのが下のバッチである。
左が北穂高岳で買ったもので、黒くて渋いと思ったものである。
しかし、「KITAHODAKA」と書かれてあるのを見て、ちょっと悩むことになった。
「穂高」の読みは「ほたか」だと思っていたが、「ほだか」になってるではないか。
「ほたか」じゃないのけ?
写真右は、一番最近買ったもので、檜洞丸の青ヶ岳山荘の新しいバッチである。
ブナの葉にシロヤシオの花をデザインしたもので、昨年、ブログで見たときからいいと思っていたのだが、なかなか機会がなくて、今年の10月になってようやく買うことができたのだった。
変わり映えしないバッチもけっこう多いが、どうせなら、登山者が欲しくなるようなバッチを作ってほしいものである。
雲取山から石尾根縦走
走っていくなら、雲取山は丹沢よりも登りやすい。
そんなことを少し前に書いたので、久しぶりに雲取山に行ってみることにした。
鴨沢からの登りは傾斜も緩くて走りやすい。
七ツ石山に近づくあたりから、多少きついかと感じることがあっても、少しいくとまたなだらかになったりするので、走り続けることができる。
ブナ坂を過ぎると、ところどころで急な登りがあるので、そういうところだけ歩いて登れば、無理なく山頂まで登ることができた。
雲取山からの下山路は、石尾根を奥多摩駅まで下っていくことにした。
七ツ石山や鷹ノ巣山の登りが疲れた体にはちょっときついが、石尾根縦走路は概ねなだらかで歩きやすく、快適な登山道だった。でも、さすがに長いルートなので、ちょっと疲れた。
写真は、七ツ石山から雲取山を振り返って撮ったもの。