2010年は蝶ヶ岳、2013年は燕岳、2014年は唐松岳、さて今年は・・・
というわけで、今年のゴールデンウィークは常念岳に登ることにした。
晴れるかどうかはわからないが、とりあえず4月初旬にムーンライト信州の指定席券を買っておいた。天候不順が続き、はたしてどうなるかと思ったが、うまいこと当たってくれた。
一ノ沢の登山口、ヒエ平からスタート。
登山口のあたりに雪はなかったが、沢沿いの登山道を歩いて行くうちに、雪が増えていった。
前半はずっと緩やかな登りで、樹林帯を行くから展望もない。
けっこう歩いて、ようやく開けたところに出たので、ちょっと休憩。
ヒエ平(6:01)→常念乗越(9:45)→常念岳(11:05-12:46)→常念乗越(13:40)
この先、右岸側に渡ってさらに登っていくと、雪渓の上に出る。あとはひたすら雪渓を登る。初めのうちはなだらかな傾斜だが、登っていくにつれて傾斜が急になってくる。
きつくなってくるので、ゆっくりながらも一歩一歩登っていく。振り返ってみると思った以上に急斜面である。
常念乗越の下、雪渓を詰めたところでアイゼンをはずして、乗越に上がれば稜線には雪がないから驚きである。
常念乗越から常念岳の山頂を目指す。標高差が400mあって、疲れた体にはきつい登りである。石がゴロゴロしていたガレ場で、思った以上にきつい。(以前、燕岳から蝶ヶ岳へ縦走したときは、あっさり越えていったと思ったが・・・)
登山道の雪は山頂付近にごくわずかに残っていただけで、実質的にはまったくなしといってよい。こんなに雪がないとは思わなかった。
山頂に到着すると、しばし展望を楽しんだ。
登山道に雪がなかったとはいえ、槍ヶ岳などを眺めれば、まだまだ白くて、やはりこの時期ならではの眺めである。(この眺めが見たかった!)
晴天に恵まれ眺めは良く、風もほとんどないから暖かかった。
時間的にも余裕があるので蝶ヶ岳へ向かいたいところである。しかし、常念乗越から山頂まで思った以上に時間がかかっていたし、この先蝶ヶ岳まで行くとして何時間で行けるか目処が立たない。樹林帯には雪が残っているから、雪の状態によってはかなり時間がかかるかもしれない。それで、今回は無理せず常念岳のピストンとした。
時間は十分にあるし、山頂でのんびり過ごした。暖かかったので、岩の上で寝転がっていた。夜行だったし、疲れていたしで、しばらく寝ていた。
山頂からの眺めを十分に楽しんだところで、常念乗越へ引き返していった。
そして、常念小屋に宿泊。