春の常念岳

2010年は蝶ヶ岳、2013年は燕岳、2014年は唐松岳、さて今年は・・・ というわけで、今年のゴールデンウィークは常念岳に登ることにした。 晴れるかどうかはわからないが、とりあえず4月初旬にムーンライト信州の指定席券を買っておいた。天候不順が続き、はたしてどうなるかと思ったが、うまいこと当たってくれた。 一ノ沢の登山口、ヒエ平からスタート。 登山口のあたりに雪はなかったが、沢沿いの登山道を歩いて行くうちに、雪が増えていった。 前半はずっと緩やかな登りで、樹林帯を行くから展望もない。 けっこう歩いて、ようやく開けたところに出たので、ちょっと休憩。
一ノ沢の開けたところで

一ノ沢の開けたところで

この先、右岸側に渡ってさらに登っていくと、雪渓の上に出る。あとはひたすら雪渓を登る。初めのうちはなだらかな傾斜だが、登っていくにつれて傾斜が急になってくる。 きつくなってくるので、ゆっくりながらも一歩一歩登っていく。振り返ってみると思った以上に急斜面である。
一ノ沢の雪渓

一ノ沢の雪渓

常念乗越直下から

常念乗越直下から

常念乗越の下、雪渓を詰めたところでアイゼンをはずして、乗越に上がれば稜線には雪がないから驚きである。
常念乗越からの槍ヶ岳

常念乗越からの槍ヶ岳

常念乗越から常念岳の山頂を目指す。標高差が400mあって、疲れた体にはきつい登りである。石がゴロゴロしていたガレ場で、思った以上にきつい。(以前、燕岳から蝶ヶ岳へ縦走したときは、あっさり越えていったと思ったが・・・) 登山道の雪は山頂付近にごくわずかに残っていただけで、実質的にはまったくなしといってよい。こんなに雪がないとは思わなかった。 山頂に到着すると、しばし展望を楽しんだ。 登山道に雪がなかったとはいえ、槍ヶ岳などを眺めれば、まだまだ白くて、やはりこの時期ならではの眺めである。(この眺めが見たかった!)
槍・穂高連峰

槍・穂高連峰

大天井岳ほか北側の眺め

大天井岳ほか北側の眺め

蝶ヶ岳方面の眺め

蝶ヶ岳方面の眺め

水晶岳方面の眺め

水晶岳方面の眺め

晴天に恵まれ眺めは良く、風もほとんどないから暖かかった。 時間的にも余裕があるので蝶ヶ岳へ向かいたいところである。しかし、常念乗越から山頂まで思った以上に時間がかかっていたし、この先蝶ヶ岳まで行くとして何時間で行けるか目処が立たない。樹林帯には雪が残っているから、雪の状態によってはかなり時間がかかるかもしれない。それで、今回は無理せず常念岳のピストンとした。 時間は十分にあるし、山頂でのんびり過ごした。暖かかったので、岩の上で寝転がっていた。夜行だったし、疲れていたしで、しばらく寝ていた。 山頂からの眺めを十分に楽しんだところで、常念乗越へ引き返していった。
大天井岳~横通岳の眺め

大天井岳~横通岳の眺め

そして、常念小屋に宿泊。
常念小屋の入口

常念小屋の入口


ヒエ平(6:01)→常念乗越(9:45)→常念岳(11:05-12:46)→常念乗越(13:40)

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