この数年ご無沙汰していたモロクボ沢を遡行することにした。
西丹沢自然教室には沢登りの団体さんがいたのだが、ここから沢に行くとなると、目的の沢は同じ可能性もけっこう高い。急いでいくことにした。
モロクボ沢に入り、しばらくするとF1の大滝が現れる。
久しぶりに見るが、いつ見てもやっぱり美しい滝である。
西丹沢→用木沢出合→モロクボ沢→畦ヶ丸→大滝橋→中川
ここで靴を履き替える。
大滝左の巻き道へ向かう。
ロープは下がっていなかったが、以前よりも登りやすくなったようである。
ちょっと段差のある岩を1段、2段と登っていく。
岩の窪を登りきると、右手の落ち口へ向かう。
大滝さえ越えてしまえば、あとは問題ない。F5まではこの沢の一番楽しいところである。
F1の上はすぐにF2である。
快適にF2を登ると、広い釜が待っている。
そして、その先はきれいなナメが続き、ナメの先はF3である。
ここで昼食でも取りながらのんびりしていたかったが、昼食にはまだ早かったようで、先へ進む。
F3の上はすぐF4で、その先にはF5の先の堰堤が見えている。
まったくこのあたりは本当にいいところである。
この釜は左から行けば、ほとんど中に入らずに滝を登ることができる。
F4を登れば、すぐF5である。
ここはいつも左から巻いていたが、よく見れば、右から簡単に行けそうではないか。釜の右端を行けば、あっさりと滝にたどり着き、傾斜の緩い滝を簡単に越える。
そして、堰堤を越えれば、モロクボ沢の滝場は終わり。
あとは小滝がある程度だが、きれいなナメもけっこうあって、快適な沢歩きとなる。
水晶沢に入れば、けっこういい滝があるようだが、今回はまったく下調べをしていないので、本流を詰める。
畦ヶ丸山頂からちょっと東側のところから北にのびる尾根に取り付く予定だった。
上流の二俣に注意して進む。
最初の二俣で、ここは右と確信して進む。
そして、次の二俣で左・・・と思ったのだが、右俣には目印のテープがあった。
それで確信持てず右に行ってしまったのだが、結果的には予定していたルートからはずれてしまった。
傾斜がきつくなってきたところで小尾根に取り付いたが、少しヤブこぎしなければならず、登りついたところは畦ヶ丸避難小屋~モロクボ沢ノ頭の登山道だった。
畦ヶ丸の山頂によってから大滝橋へ下山した。
次のバスまでしばらく時間があったので、中川バス停まで歩いた。
途中、悪沢のF1を見物。
作業用径路をたどってF2が見えるところまで行ってみたが、かなり暗く写真には撮りづらかったし、次のバスの時間もあったので、チラッと見ただけで引き返した。