AmazonのKindleが日本でも発売になった。
電子書籍リーダーの本命登場といったところだが、電子書籍リーダーそのものの性能を比較するなら、電子ペーパーを採用した電子書籍リーダーはどれも大差はないといってよいだろう。
Kindle Paperwhiteはフロントライトを採用して、暗いところでもきれいだが、一般的に本は明るい場所で読むものだろう。もっとも、寝転がって読む場合も画面が暗くならないのはいいかもしれないが。
外部記憶装置に対応していないといったデメリットはあるが、電子書籍販売サイトを見れば、やはりAmazon Kindleが本命であることは間違いないと言える。したがって、一般的にはAmazon Kindleを選ぶのが無難であろうし、私も次に買い替えるような時にはAmazon Kindleも考慮に入れることになるだろう。
とはいえ、できることならSonyにはがんばってもらいたいところである。
そもそも電子書籍がまだあまり出そろっていない時点でSony Readerを買ったのには理由がある。
パソコン用の電子書籍が多数手元にあったからである。
平井和正さんの「地球樹の女神」最終版はCD-ROMで発売され、「ABDUCTION」シリーズ「幻魔大戦deep」もCD-ROMで発売された。いずれも大河小説で、「地球樹の女神」は全14巻、「ABDUCTION」シリーズは全20巻などとなっている。「地球樹の女神」にはおまけというか当時の新作も収録された。数十冊分に及ぶ電子書籍がそのままSony Readerで読めるのはありがたいことだった。
Sony Readerを買ったのは平井和正さんの本を読むのが一番の目的だったのである。
Reader Storeのメリット
PDAbookなどで販売している電子書籍はDRMがかかっていないので、電子書籍リーダーを買い替えた場合でも、そのファイル形式に対応している電子書籍リーダーなら読むことができる。
一方、Reader Storeで販売している電子書籍はDRMがかかっているので、他の電子書籍リーダーに乗り換えた場合読めなくなってしまう。
だから、可能であればDRMフリーの電子書籍を購入する方が有利である。
しかし、Reader Storeで購入すればポイントがたまり、ポイントを支払に使うことができるというメリットがある。
ときどき、一部の話題作を半額で販売したり、ポイント還元のキャンペーンを行うこともある。Reader Storeを利用すればするほどポイントがたまるようになっているのである。
特に最近は他の電子書籍リーダーと競合するためか、ポイント還元キャンペーンが多くなったような気がする。
先日は、「読みたい本1,000円分プレゼントキャンペーン」というキャンペーンがあった。ポイント還元とは違った形を取ったが、1000円分のNET CASHを利用できるというものだった。有効期限が4日間となっていたので、即買う必要があったが、とにかく1000円分プレゼントというのはありがたかった。
普通はこういうキャンペーンはなかなか当たらないと思うのだが、今回のキャンペーンは抽選で1万人に当たるというもので、当たる確率はかなり高かっただろう。電子書籍リーダーはまだまだ利用者も少ないから、応募する際も「当たるかもな~」と思っていたら、やっぱり当たったのだった。
また、Android端末からReader Storeに登録したことにより、電子書籍お試しポイントとして300ポイントをもらえた。
けっこうReader Storeを利用したが、ポイント還元やら何やらと随分とサービスしてもらった。