大菩薩峠で年越し

年末年始は丹沢の山小屋で過ごすことが多かったが、たまには大菩薩や雲取に行ってもいいかも・・・ 以前からそんな考えもないではなかった。 で、今回は大菩薩へ行くことにした。 大菩薩には何度も行っているが、これまで展望を楽しんだ記憶がない。というのも、以前、毎年のように訪れていたのは、8月の登山競走に参加してのことであり、空気の澄んだ時期にはほとんど訪れていなかったということもある。 年末年始は天気も良さそうだし、展望を楽しめるだろうと期待して行くことにした。 29日の時点で積雪15cmとのことだったが、30日は雨になって雪も融けてしまったらしい。 年末年始は大菩薩方面のバスは本数が少ない。1本目が9時30分で、次が11時20分である。2本目の11時20分のバスに乗っていく。バスを待つ間に早めの昼食でおそばを食べた。 11時55分、大菩薩峠登山口バス停からスタート。 遅い時間のスタートになったので、無難に上日川峠経由で登ることにした。(もっとも、大菩薩嶺まで登るなら、丸川峠経由でも時間は変わらないだろうが。) 長袖シャツとジャージの2枚だけ着て、あまり汗をかかない程度に歩いていく。 上日川峠へ登っていくにつれて、登山道に氷がついていった。雪が融けて凍り付いたもので、一番滑りやすいパターンである。 上日川峠から先はアイスバーン状態のところが多かったので、アイゼンをつけるべきだったようである。 福ちゃん荘から唐松尾根を登る。 雷岩まで登ると展望が開けるが、山頂まではもう一息なので、まずは山頂へ向かう。 山頂は樹林に囲まれて展望はないので、とりあえず写真だけ撮って引き返す。 大菩薩嶺 あとは下りなので、汗をかくこともないだろうから、上着を着た。 雷岩からは展望が開けて、富士山がよく見えた。富士山にかかっていた雲もだいぶ取れてきたようだった。 雷岩からの富士 雷岩から先がいいところなのだが、今回はここが一番つらかった。この稜線は風が強くて寒かったのだ。手袋をしていても指先が冷え切ってしまった。なので、のんびりと展望を楽しむどころではない。しかも、足下は凍っていて滑りやすい。相変わらずアイゼン付けずに歩いていたら、親不知ノ頭からの下りで滑って転んでしまった。介山荘の前に人がいるのが見え、転んだのを見られたかな? そして、ようやく大菩薩峠に到着すると、見たような人がいた。sanpoさんだった。介山荘に来ることはわかっていたが、とっくに来て小屋の中にいるものと思っていたのだ。 大菩薩峠 大菩薩峠に到着すると、介山荘に入った。介山荘はきれいな山小屋で、あちこちにストーブがつけられていて暖かかった。大部屋ではなくて、小さな部屋がいくつも。大晦日はそれなりに登山者も多いようだが、特に混んではいなかった。 小屋について一息ついていたら、外の気温は-7℃だとか。寒いわけである。あまりの寒さに夕日を見ようとも思わず、小屋の中でくつろぎ、5時から夕食となった。 夕食後、夜景がきれいだというので外に出てみた。 夜景と星空がきれいだった。 西側には甲府方面の夜景が見えた。 甲府方面の夜景 こちらはまあ予想していたので驚くこともなかったが、東側には東京・神奈川の夜景が広がっており、こちらはまったく思っても見なかったので驚いた。 介山荘の大晦日は忘年会が行われる。忘年会は7時スタート。消灯は本来9時だが、「10時まで寝ないでください」ときた。(ちなみに1月1日、2日は新年会で同じことをやっているらしい。) つまみは各自で持ちよるのだが、お酒は飲み放題である。 ビンゴゲームも行われ、賞品は必ずしももらってうれしいものとは限らないとのことだが、とにかく盛り上がる。 私は介山荘オリジナルの靴下が当たってラッキーだった。 日本酒にワインとけっこう飲んだため、夜はぐっすりと眠ってしまった。
大菩薩峠登山口バス停→上日川峠→雷岩→大菩薩嶺→大菩薩峠

大菩薩峠で年越し」への2件のフィードバック

  1. はじめまして!
    介山荘での年越しに参加しておりました。
    多分、ご挨拶も交わしているかと思います。
    あの夜のも仕上がりは、本当に楽しかったです。
    また、どこかでお会いすることありましたら、よろしくお願いします。

  2. お~~~
    あそこにいらっしゃった方ですか。
    忘年会は楽しかったですね~
    こちらこそよろしくお願いします。

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