ヤビツ峠行きのバスを待つ人の列はとんでもなく長かった。これほどの人は初めてである。おかげでしばらく待たなければならなかった。 今回は久しぶりに境沢ルートから登っていくことにした。このルートなら紅葉が見られるだろうという考えである。 ヤビツ峠から札掛までは車道を下って行く。 札掛からは林道を行く。林道沿いでは紅葉を楽しめた。 林道終点から登山道に入る。 このコースを歩くのは久しぶりなので、いきなり間違えそうになったが、しっかりとした登山道がつけられているので、おかしいと思ったら周囲をよく見れば登山道が見つかる。 コースの中盤では沢に下りて水際を歩く。ちょっと楽しいところである。 やがて、沢から離れて長尾尾根へ登っていく。 長尾尾根に登ると、新大日までもうひと登りである。 新大日からは登山者の多い表尾根である。表尾根の登山道はすでにぬかるみ始めていた。 朝のうちは晴れていたが、この頃にはすっかり雲が広がってしまった。 塔ノ岳で昼食を取った後、鍋割山稜へ向かう。 鍋割山も随分とにぎわっていた。 後沢乗越へ下っていくと、次第に紅葉が見られるようになった。 西山林道もすでに紅葉していた。

---

ヤビツ峠→札掛→新大日→塔ノ岳→鍋割山→大倉