その時・・・

昨日の午後は出張し、会議室で打ち合わせをしていた。 地震に気づいたとき、たいした揺れではなかったので、「地震だ」と思いつつも、普通に座っていた。 しかし、普通の地震と違って、なかなか揺れはおさまらず、長いこと揺れ続け、しかも次第に強い揺れになったので、皆それぞれに荷物を持ってすぐに逃げられる準備を始めた。 揺れが続き、狭い会議室の中にいるよりも外に出た方がよさそうだと、荷物を持って廊下に出て行った。 隣の部屋ではテレビが付けられ、宮城県の方で震度6の大地震が起き、東京では震度4ということだった。 「これで震度4!?」 「だとしたら震度6というのはどんな揺れなんだ!?」 揺れがおさまると、会議室に戻って、またまた話し始めたが、その後も何度も揺れ続け、まるで乗り物に乗っているようだった。 そのうち、外に避難してくださいという放送が流れて、建物の外に避難することになった。 避難訓練以外で実際に建物の外に避難するなど、子どもの頃にけっこう大きな地震があったときに家の外に出たぐらいのものである。 駅前は普段よりも多くの人が外に出ているようだった。 停電により、どこのお店も営業しておらず、みんな外に出されてしまっていたのだった。 鉄道は動いておらず、すでにタクシー待ちの長い列ができていた。 鉄道の復旧の見込みはたっておらず、運転再開がいつになるかわからなかった。 遠回りになるが、バスを乗り継いでいけば・・・という話になって、バスの営業所でルートを聞いて、乗り継いでいこうとしたら、営業所の人にタクシーを待ったほうが早いだろうと言われた。 タクシーを待つ列は長かった。 それでも早めに並べた方で、しばらくして振り返れば、ずっと後まで列はのびていた。 しかし、タクシーはたまにやってくるだけで、列はなかなか前に進まない。 タクシーが1台やってくるたび、「お~~~!」というくらいである。 (どう考えても、12時過ぎまで待ってもタクシーに乗れそうもない人が多かった。後の方の人は朝まで待っても乗れるだろうかと思うほどだった。) 寒い中をじっと立って待っているというのもつらかった。 スターバックスの人がコーヒーを売りに来たので、買おうと思ったら、他の人に先を越されてしまったが、お店をやっている(持ち帰りのみ)ことがわかったので、買いに行った。 そうして、わずかに飲食することができた。 9時過ぎにタクシーに乗ることができた。同じ方面の人と相乗りである。 道路は混んでいたし、家に着いたのは11時過ぎだった。 (タクシーを待たずに最初から歩いていれば、もっと早く帰れただろうが、早めにタクシーの列に並んだからこの時間に帰れたとも言える。)

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