講談社提供の電子書籍に関して、電子書籍販売サイトの「電子文庫パブリ」では4月1日の更新をもってXMDF形式の販売を終了する。
「ビットウェイブックス」では、3月22日をもってXMDF形式による販売を終了するとしている。
今後はどちらも「ドットブック形式」のみの提供となる。
XMDF形式でも.book形式でもパソコンで読む分には問題ないが、電子書籍リーダーで読むとなると話は別である。
Readerは.book形式に対応していないのでXMDF形式を販売しなくなるということは読めなくなるということを意味する。
対応形式を少なくする意味は何だろう?
XMDF形式の販売をやめれば売り上げは減るはずである。
それにもかかわらずやめるのは何故なのか?
何らかのメリットがあるのだろうか?
電子書籍は少しずつ増えてきているが、まだまだ少ない。
読みたい本の中に電子書籍化されているものがあった場合には購入するといった程度であり、もっともっと増えてほしいところである。
XMDF形式の販売終了によってReaderで読める電子書籍が減ってしまうのは残念なことである。
XMDF、.book、EPUBと複数の規格が存在するために必然的に起きる問題とも言えるが、出版社側で複数の規格に対応していくことは可能だろうに、あえて切り捨てを行うのは読者軽視の対応と思えてならない。