不思議な料金体系?

御嶽山からの帰りに乗ったバスのことだ。 黒沢口の四合目にあたる百間滝のバス停に着いて、時刻表を見たところ、30分以上時間があったので、しばらく車道を歩いていき、開山堂というバス停から乗った。 このバスには整理券はなく、普通の路線バスにあるような運賃の表示もなかった。小さな字で書かれた料金表と思しきものは前に貼ってあったが、近くに行かなければ読めるはずもない。 木曽福島駅で降りる際、運転手さんに運賃がいくらか聞いたら「200円」という答え。 (へっ!?)聞き間違えたかと思った。 開山堂から木曽福島駅まで25分くらいかかっただろう。街中とちがい、赤信号による停車時間もわずかなものだった。あとで調べてみたら、距離にして約16kmである。 六合目中の湯や御岳ロープウェイまでは1000円以上するはずだし(正しくは1500円)、500円はするだろうと思ったので、信じられない気分だった。 半信半疑で200円を入れてバスを降りたが、料金が足りないなどと言われることもなかった。 バス停はいっぱいあっても料金体系は大雑把になっているだろうとは思ったが、想像以上だったようである。 ネットで調べてみたら、百間滝から木曽福島駅前までの運賃は不明だが、百間滝の一つ下の松尾滝から木曽福島駅前までは200円となっていた。 木曽町による「木曽町生活交通システム」の路線ということで、御嶽山を訪れる人からはそれ相応の料金を取るが、麓のバス停を利用するであろう一般住民には安く利用できるようにしているということだろうか。 さらに調べてみたら、この辺の幹線バスの運賃は200円の均一料金になっているらしい。 四合目から上は曲がりくねった山岳道路だから、きっと運賃も高くなるのだろうが、あれだけ乗って200円というのには驚いた。

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