パソコンで音楽を聴くようになってすでに10年以上経過している。
2003年にヤマハのマルチメディアアンプRP-U200を購入して以来である。
このアンプはUSBでPCと接続できるもので、購入当初はPCのCD-ROMドライブにCDを入れて再生していた。現在は、iTunesにCDから取り込んだ曲を聴いている。
さて、このアンプは5.1chに対応しているのだが、サブウーファーの置き場がなかったため、長らく4chで再生していた。しかし、昨年、引っ越ししてサブウーファーを置く余裕もできたので、先日、サブウーファーとセンタースピーカーも購入して、5.1chで再生できる環境が整った。
5.1chの効果を確認するにはこれが一番わかりやすいと思い、「スター・ウォーズ」のBlu-rayを再生してみた。映画館のような迫力あるサウンドである。
PCのモニターは20インチで大画面ではないが、これでも十分に楽しめる。
小さなホームシアターの完成である。
近年、ハイレゾに対応したPCオーディオが少しずつ普及してきた。
RP-U200はPC接続できるが、ハイレゾには対応していない。しかし、Dolby DigitalやDTSに対応しているほか、ヤマハ独自のシネマDSPに対応しているのがうれしいところ。DSPはコンサートホールなどで壁や天井に反響して客席に届く音を再現してくれ、狭い部屋でもコンサートホールで聴くような音響効果が得られるのである。
しかし、RP-U200も生産終了して10年以上が経過しただろうから、これが壊れたら修理できるかどうかわからない。ヤマハではその後この後継機などは発売していない。
これに替わるものがあればいいが、今のところ、これほどお手軽にPC接続で5.1chにも対応した機種は見当たらない。買い替えるとしたら、本格的なAVアンプということになるのだろうか。
とにかく、できる限り長く使い続けたいものである。